ビーチサッカー日本女子選抜チーム 世界挑戦への歩み ビーチサッカー日本女子選抜チーム監督 鈴木 俊多~ビーチサッカー連盟便りVol.77~

  • 掲載日:2024.06.18
  • カテゴリ:蹴球通信
全国のビーチサッカーファミリーの活動をリレー形式で伝える【ビーチサッカー連盟便り】(「JFA News」『蹴球通信』欄内)。2024年6月号は、ビーチサッカー日本女子選抜チーム 監督 鈴木 俊多さんからのメッセージです!

🏖ビーチサッカー日本女子選抜チーム 世界挑戦への歩み

ビーチサッカー日本女子選抜チーム 監督 鈴木 俊多💐

ビーチサッカー日本女子選抜チームは4/5~4/7に福岡県行橋市で今年初開催となるトレーニングキャンプを行いました。
このチームは、女子の日本選抜チームとして初の海外での大会出場、そして世界で結果を残すことを目標に昨年度から本格的に活動してきました。
整った環境があるわけではありませんが、はじめの一歩が大きな一歩と位置付けて世界に日本チームの存在を知らしめに行きたいと思っております。
具体的なところとしましてはこのほど2024年9月にイタリアで行われるワールドウィナーズカップの日程が発表されましたのでそこで優勝することが第一の目標になってきます。
チームの現状としては、昨年度からのトレーニングキャンプ継続の効果として個々のレベルアップ、意識の変化、それにともなう国内大会での競争激化が起きて国内女子全体のレベルが上がってきています。
その競争の中で目立った選手たちにトレーニングキャンプで戦術的な落とし込みや、先を走る男子日本代表チームの歩んできた歴史を當間正人コーチと共に伝えつつ、日の丸を背負って活動する誇りや覚悟を共有しながらここまで進んできました。
4月の合宿では、相手の攻撃システムに応じた守備戦術、味方・スペース・相手を見て自分たちから流動的に動く攻撃戦術のトレーニングを行い、最終日には初の対外試合を行いました。
紅白戦とはまた違った雰囲気の対外試合の中でできたことできなかったことが明確になったので次回のトレーニングキャンプで活かしていきたいと思います。
一般財団法人日本ビーチサッカー連盟の活動として日本女子選抜チームのトレーニングキャンプを行っておりますが、活動資金に余裕があるわけではなく選手たちには交通費、宿泊費等は各選手に負担してもらいながら活動を行っている状況です。
そんな中で選手たちは、犠牲にするものもあり、ビーチサッカーのために職を変えたり、環境を変えたりしながら人生を懸けて取り組んでいます。
そんな選手たちが報われる活動にしたいとスタッフ一同も心からサポートしていくつもりです。
ビーチサッカー日本女子選抜チームとしてのミッションは、その活動を通してビーチサッカーの魅力を日本全国、そして全世界へ伝えることだと思います。
今回の合宿中もビーチコート脇から応援の声をかけてくださる方々が日に日に増えていった印象がありましたが、日ごろの活動や選手たちの振る舞い、大会の結果を通してビーチサッカー日本女子選抜チームを応援してくださる方々の輪が大きく広がっていくように今後も活動していきますので、今後ともよろしくお願い致します。
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