子どもたちのために プラシア山口 代表 丸山誠治~ビーチサッカー連盟便りVol.76~

  • 掲載日:2024.05.19
  • カテゴリ:蹴球通信

全国のビーチサッカーファミリーの活動をリレー形式で伝える【ビーチサッカー連盟便り】(「JFA News」『蹴球通信』欄内)。2024年5月号は、プラシア山口 代表 丸山 誠治さんからのメッセージです!

プラシア山口は、2012年、山口県防府市富海海岸を拠点に、ビーチサッカーチームとして活動を開始しました。今年で13年目を迎え、今では幼稚園巡回、小学生スクール、中学生クラブチーム、そしてビーチサッカーのカテゴリーで300人近い会員数となりました。
プラシアとは、ポルトガル語のPara Crianças(パラ・クリアンサス=子どもたちのため)を略した造語です。その名の通り、サッカーやビーチサッカーを通して、子どもたちにスポーツの楽しさを伝えていきたいという信念の下で日々活動しています。
市内外への幼稚園巡回では、スポーツが好きになる教室として楽しく取り組んでいます。小学生スクールは3カテゴリーに分け、サッカーの基礎から試合に生かせる技術の習得まで、個人に合った内容で実施しています。中学生ジュニアユースは昨年度、山口県大会で優勝して中国大会に出場、また、県を代表して中国リーグ出場するなど全国大会で戦えるチームを目指しています。卒業生たちは、Jクラブのアカデミーに加入する者や、県内外サッカー強豪校に進学する者、また全国高校サッカー選手権大会で優勝する者など、それぞれの道で羽ばたいています。
ビーチサッカーでは、発足当初からの目標である「ビーチサッカーで地域を盛り上げ、全国NO.1」をスローガンに掲げ、ビーチサッカーの普及に取り組んでいます。2024年に女子チームを設立し、第6回BeachSoccer地域女子チャンピオンズカップに参加しました。勝利は逃しましたが、新しい挑戦、大きな一歩になりました。若い選手が多く、まだ経験不足ではありますが、熱い気持ちを持って頑張っている選手たちの今後にご期待ください。

毎年6月には地域・スポンサーの皆さまと共に、地元の富海海岸でビーチサッカー大会を開催しています。この大会のためにビーチサッカーコート2面を造っていただき、U- 12、U- 15、レディース、オープンの各カテゴリーで約40チームが熱戦を繰り広げています。また、全国トップクラスのチームを迎えてのエキシビションマッチは、迫力があって見応えがあると毎回大好評です。今年で9回目を迎えますが、防府市や山口県からも応援してもらえる地域の大会になってきています。
サッカーとビーチサッカーで山口県を元気にし、子どもたちのために挑戦し続けるチームとして、地域に根差した活動をしていきます。これからも応援のほど、よろしくお願いいたします。