12月3日(日)に、千葉県にある鴨川令徳高校のピッチにてJFAビーチサッカークリニックが実施されました。
鴨川令徳高校は日本で初めて校庭にビーチコートがある高校です。
冬場の開催でしたが、天候に恵まれ参加した子どもたちも元気にボールを追いかけていました。
今回のビーチサッカークリニックでは、老若男女問わず自由に参加ができ、小学1年生も参加し大きな声を出しながら取り組んでいました。
午前は、二手に分かれ、ビーチサッカーを楽しみました。
子どもの部では、競争などを取り入れながらもビーチサッカーの基本的な動きや技術に触れてもらいました。リレーやドリブルでは、砂に足を取られ転倒する場面もあるものの、ビーチサッカーでは当たり前にあることであり、それさえも楽しんでくれました。ボールを使った技術であるトスは比較的できる参加者が多いものの、スコップはやはり難しいようで苦戦する子が多くいました。うまくボールを上げられずパスにつなげるのも一苦労です。
それでも、オーバーヘッドに関しては、積極的な子が多く講師がデモンストレーションで見せると大きな歓声が湧き、練習でも果敢にトライしてくれました。中には怖がってしまう子もいましたが、ビーチという特性から痛み少なくアクロバティックなことにチャレンジできるのはビーチサッカーの醍醐味だと感じます。
大人の部では、経験者も多くいたためしっかりとしたトレーニングメニューを行いました。
特にGK経験者が多く、シュートストップではなく、昨今のビーチサッカーの流れから、GKのビルドアップや足元の技術にフォーカスした内容となりましたが、真剣な表情で取り組んでくれました。
また、ただ練習をこなすのではなく、ゲーム中の状況をイメージしながら行うよう声掛けされると参加者同士で声掛けをしながら行ってくれました。
内容は理解するものの、いざやろうとすると足元が不安定でパスがずれたり、トラップやリフティングが安定しない場面が出てしまいます。それでも何度も繰り返し行い、自分のものにしようとする姿が多くあり、講師も「素晴らしく前向きに取り組んでくれている」と強く感じていました。
2時間しっかりと取り組んだのち、午後は子どもたちのフェスティバルを行い、楽しみながらも真剣に勝負をしていました。
まだまだトスやスコップを披露できる参加者はなかなかいなかったものの、スローインからダイレクトオーバーヘッドを決める子がおり、全員で盛り上がりました。
順位はあるものの、終始プレーしている選手、応援している保護者や大人の雰囲気がよく、盛り上がったビーチサッカークリニックとなりました。
講師コメント等詳細はこちら
⇒千葉県鴨川市でビーチサッカークリニックを実施|JFA|公益財団法人日本サッカー協会