【国際親善試合】ビーチサッカー日本代表、セットプレーで得点を重ねてサウジアラビアに連勝

  • 掲載日:2023.10.16
  • カテゴリ:BS日本代表

【Match Report】ビーチサッカー日本代表、セットプレーで得点を重ねてサウジアラビアに連勝

ビーチサッカー日本代表は10月15日(日)、大阪府泉南市のSENNAN LONG PARK タルイサザンビーチでビーチサッカーサウジアラビア代表との国際親善試合2戦目に臨み、5-1で勝利しました。

14日(土)の初戦では攻撃への意欲を示したサウジアラビアでしたが、この試合では違う姿を見せました。試合開始から、点取り屋の赤熊卓弥選手に複数の選手で激しくボールを奪いにかかって得意のオーバーヘッドキックに持ち込ませないなど、球際での守備の激しさを見せました。特に前線の選手へのプレッシャーは厳しく、日本が第1ピリオドだけで3点を奪った初戦のような展開にはなりませんでした。

それでも先制したのは日本でした。開始7分、ゴール前でGK古里健選手からの鋭いスローイングを受けた大谷陸斗選手は、相手を背負うのではなく胸トラップでうまくボールを横に動かし、反転シュートを決めました。

第2ピリオドに入り、日本は戦い方の幅を広げました。まずは、交代で入ったGK柴本慎也選手。ゴールポストとサウジアラビアGKの好セーブに阻まれたものの、自ら持ち上がっての強烈なシュートで立て続けにサウジアラビアのゴールを襲いました。

次に、日本はセットプレーで魅せました。15分、FKを得た茂怜羅オズ選手兼監督は、自陣深い位置ながら相手ゴールへと思い切りシュート。会場がどよめく豪快な一撃を直接突き刺し、リードを広げました。

第3ピリオドに入っても、ファウルを誘発するプレーと、その後のセットプレーが光りました。上里琢文選手がFKを直接沈めると、組み立ての際のこぼれ球を拾われて1点を返されたものの、赤熊選手がPKを決めて再びリードを3点に広げます。32分には、木船祐樹選手がタッチライン際からの距離のあるFKで、ファーサイドのゴールポストをたたいてネットを揺らす見事なチーム5点目を挙げます。最後にGK宮田政宗選手が相手の強烈なシュートを弾くと、試合終了のホイッスルが鳴りました。

日本代表は連勝で今回の活動を締めくくりました。試合後は両チームの選手が一緒になって、観戦に訪れた人々に謝意を伝えました。

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【Match Report】ビーチサッカー日本代表、セットプレーで得点を重ねてサウジアラビアに連勝|JFA|公益財団法人日本サッカー協会

FP #10 茂怜羅オズ 選手兼監督(東京ヴェルディBS)
全体練習後に取り組んでいたFKで3点取れました。日本らしいプレーができなかったかもしれませんが、違うやり方やプレースタイルで点を取ることができたので、非常に良かったと思います。少ないチャンスの中で決めれば試合に勝てるという気持ちになるので、前回のワールドカップの後からFKなどセットプレーで点を取る必要があると話していました。練習も含めて、今回の活動でチームはレベルアップできたと思います。足りないところにも練習で取り組んでいき、良いワールドカップにしたいです。

FP #3 木船祐樹 選手(アヴェルダージ熊本BS)
僕は小柄なので、運動量や攻守の切り替えで相手を上回り、チームを助けたいと思っています。得点できたFKも、守備から攻撃への切り替えで、相手の前に入れたことで獲得できました。FKはGKと1対1になる得点源ですし、ビーチサッカーならではの特徴を観戦に来た皆さんの前で見せられてとても良かったです。今回の活動では、3人が初招集され、ゴールも決めています。次の活動や2月のワールドカップで誰が選ばれるか分からず、自分も生き残っていかなくてはと再認識できました。よりチームの力になれるよう、頑張っていきます。

FP #5 上里琢文 選手(東京ヴェルディBS)
僕自身はチームのバランサーとして守備的にプレーすることが多いのですが、ゴールを奪うことが課題だと考えていました。今年に入ってからずっと意識していたので、1点であっても取れて良かったです。ワールドカップでは、こういう難しい試合が多くなると思うので、もっとチームを落ち着かせる存在になりたいと考えています。今日はその点でも良いものが見えたと思います。ワールドカップではチームがバラバラでは勝てませんが、一つになれば絶対に世界トップクラスになれると思っています。今回は攻守にわたり連動を意識したので、非常に良い活動になりました。

FP #9 山内悠誠 選手(東京ヴェルディBS)
相手は初戦以上にプレー強度が高く、強い気持ちで戦いにきていたので、飲まれることなく先手を打ち続けていこうと話していました。外国の選手には、日本人にはないフィジカルの強さや能力があるので、初めての選手には良い経験になったと思います。新しい選手が入ってきましたが、僕は自分自身がどれだけ上に行けるかという点にフォーカスしています。ワールドカップでの優勝や得点王獲得を目指して自分に厳しくやっていくので、それに対して若い選手たちが立ち向かってきてくれることを期待しています。

国際親善試合

2023年10月14日(土) 14:00 キックオフ(予定) vs ビーチサッカーサウジアラビア代表
2023年10月15日(日) 14:00 キックオフ(予定) vs ビーチサッカーサウジアラビア代表
会場:大阪/SENNAN LONG PARK タルイサザンビーチ
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