【JFA】ビーチサッカー九州リーグ所属の選手に向けたクリニックを実施

  • 掲載日:2023.09.26
  • カテゴリ:お知らせ

ビーチサッカー九州リーグ所属の選手に向けたクリニックを実施

9月22日(金)から24日(日)にかけて、九州でのビーチサッカークリニックが開催されました。

今年6月に関東でも実施した地域ビーチサッカーリーグに参戦しているチームより推薦された選手たちに向けて、田畑輝樹ビーチサッカー日本代表コーチ、ゲストプレーヤーとして参加した小牧正幸選手(ヴィアティン三重BS)や赤熊卓弥選手(ラソアペーゴ北九州)から熱のこもった指導が行われました。

今回参加した選手たちも、日頃からリーグで対戦する選手同士ではあるものの、これからビーチサッカー日本代表を目指す仲間、ライバルとして切磋琢磨する姿が見られました。

集合時に参加した選手に向けて、田畑コーチからミーティングが行なわれ今回の合宿の内容心構えについて伝えました。また、JAPAN NATIONAL TEAM IDENTITYを示し、これからビーチサッカー日本代表を目指す選手たちに技術以外にも求めるものがあることを強調しました。

トレーニングでは、基礎技術の習得ということではなく、より実践に近い内容が多く実施されました。

田畑コーチからは、プレーを言語化して、選手が意図的にすべて連係し、動きをデザインしながらスペースを作り出すこと、マークを剥がすことなどを、それぞれiPadで映像を見せ、理解させながら進められていました。

練習中も小牧、赤熊両ゲストプレーヤーが、実際に選手の中に入りながらデモンストレーションを見せることで、より深い理解へと繋げていきます。

トレーニング中は、なかなか具体的な声掛けが出てこない時間が続くこともあったもののトレーニング後には所属クラブに関係なく選手同士で会話を多く持っている姿が見られました。

クリニック2日目も、細部まで細かい指示が出る中、選手たちは必死に食らいついてプレーしていきました。

コーチから求められたものに対するチャレンジが非常に多く見られます。

練習を重ねていく中で、3対1からバイタルのスペースを作り出す動き出し方では、はじめはミスも多かったものの徐々に成功回数も増え段々と形になるようになってきます。また、2対2からドゥワリダ*を2箇所で同時に行うことで選手がフリーな状態を作り出す練習では、回数をかさねるにつれイメージをしっかりと掴む事ができた選手も多くいました。

それでも、単純なミスでうまく進まない場面や、一旦流れが変わった時の動き直しやオフザボールでのポジションで、頭(思考・視線)や、身体が止まっていることがあり、その際には田畑コーチからも都度声をかけられます。

最終日には、セットプレーやこれまで取り組んだ攻撃守備の確認を行った上でラソアペーゴ北九州にご協力頂きトレーニングマッチを行いました。

関東で行ったクリニックより、各チームの主力メンバーが多く参加している今回では、田畑コーチからも「トレーニング内容をプレーとして見せることもそうだが、「勝ち」にも行く」と選手たちに伝えられ試合に臨みました。

■トレーニングマッチ ランニングタイム 15分×4本 vs ラソアペーゴ北九州
<第1ピリオド>
長廉太郎(アヴェルダージ熊本)

<第2ピリオド>
失点
失点
大田誠人(アヴェルダージ熊本)
失点

<第3ピリオド>
信末悠汰(ドルソーレ行橋)
信末悠汰(ドルソーレ行橋)
失点

<第4ピリオド>
白坂駿斗(エスターテ芦北)
鈴木嘉記(ソーマプライヤ沖縄)
濱津来偉(ドルソーレ行橋)
大田誠人(アヴェルダージ熊本)
失点
鈴木嘉記(ソーマプライヤ沖縄)

2泊3日の活動の中、多くの選手が田畑コーチやゲストプレーヤーの2人の元へ質問に来る姿が多くありました。
短期間ではあったものの、今回の経験を各クラブで生かしさらなる成長に繋げてほしいです。

*ドゥワリダ:2人の選手間で行われるパス交換やワンツーパスフェイクなどの戦術の総称

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