アベーリャス千葉フットボールクラブ 〜ビーチサッカー連盟だより Vol.68~

  • 掲載日:2023.09.22
  • カテゴリ:蹴球通信

全国のビーチサッカーファミリーの活動をリレー形式で伝える【ビーチサッカー連盟便り】(「JFA News」『蹴球通信』欄内)。2023年9月号は、今年3月に開催された「第1回U12ビーチサッカーフェスティバル」で見事優勝に輝いたアベーリャス千葉フットボールクラブの代表 古川亮介さんからメッセージをいただきました。

幼少期のビーチサッカーの経験の必要性と魅力あるサッカー選手の育成を目指して

   アベーリャス千葉フットボールクラブ

     代表 古川 亮介

2023年3月に兵庫県明石市で開催された「第1回U12ビーチサッカーフェスティバル」に関東代表として参加させていただき、数々の素晴らしい対戦相手から力を引き出していただき、優勝という成果を出すことができました。記念すべき第1回大会での全国優勝は参加した選手たちにとって生涯忘れられない心の財産になりました。
しかし、私たちは目先の勝利だけにこだわっていません。小学生から中学生の育成年代では個の育成、個の成長がより重要だと考えています。そのため、魅力ある選手が出てくるブラジルに倣い、幼少期に大切と思われるフットサルやビーチサッカー、ストリートサッカーの要素を含んだミニゲームなどを活動に多く取り入れています。
ビーチサッカーという環境で、判断力や即興性が必要とされる機会をどれだけ経験できるかが、選手としての成長につながると考えています。特に、フットサルやビーチサッカーでは、サッカーよりピッチ小さいため、ボールコンタクトの回数やゴール前での攻防が増え、得点感覚と危険察知能力を磨くことができます。
小学生年代では勝つことよりも、まずサッカーが楽しいと思えることが優先されるべきで、「楽しいから好きになる、好きになるからうまくなれる」という順番を誤ってはいけないと思います。ビーチサッカーでは、子どもたちは弾ける笑顔で歓声をあげながらプレーします。転んでも痛くないので体を投げ出してプレーしたり、球際も強くいくようになります。オーバーヘッドキックやダイビングヘッド、ジャンピングボレーなどアクロバティックなプレーも自然にトライするようになります。昨年のFIFAワールドカップカタール2022でブラジル代表のリシャルリソンが見せたオーバーヘッドのゴールは幼少期にそのようなプレーを経験しているから出たプレーでしょう。
ビーチサッカーをする機会は決して多くはありません。そこでクラブを設立した2010年から千葉市に土地を仮り、耕したふわふわの土の上で裸足でサッカーをする「畑サッカー」を継続してきました。2022年12月には地域の方々のご協力をいただき、もともと使用していた「カンポ ド マルシマ」という畑とは別の練習場に人工芝のフットサルコートとビーチサッカーコートを造りました。
どのような環境を子ども達に提供したら、ブラジルのように魅力ある選手が出てくるのか、常に自問自答しながら整備し、楽しむことを優先しながら積み重ねてきた延長線上に今回の優勝があります。長い時間をかけてやってきたことが一つ形になったことはとても喜ばしいことです。近年ではジュニアの選手がJクラブのジュニアユースから声を掛けられたり、OBが千葉県内の強豪校で活躍するなど、育成面での成果も見え始めています。
これまで大切にしてきたことを継続しながら、アベーリャスからサッカーが大好きな子どもたちをたくさん輩出し、その中から世界で活躍するような選手がでてきてくれたらうれしいです。素晴らしい機会を与えて下さった日本ビーチサッカー連盟の皆さまに心より感謝申し上げます。
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