タイ・パタヤで開催中の「AFCビーチサッカーアジアカップタイ2023」(兼FIFAビーチサッカーワールドカップ2023アジア予選)のグループステージC組の日本代表は、3月19日(日)に行われた第2戦で中国と対戦し、6-1の逆転勝利を飾りました。
第1ピリオドは想定外の出来事が相次ぎました。
キックオフされて1分も経っていない場面で茂怜羅オズ選手が相手選手と小競り合いとなり、当該者2人にイエローカードが提示されたのです。
0-0のスコアで迎えた6分。先発GKの柴本慎也選手が、ハーフラインを過ぎたところで右足で強烈なシュートを放ちました。ところが、相手選手にブロックされてしまい、跳ね返ったボールが無人のゴールに吸い込まれていきました。
嫌なムードを断ち切ったのは、チーム最年長の点取り屋・山内悠誠選手でした。右サイドからの大場崇晃選手のオーバーヘッドに好反応。GKがキャッチできなかったこぼれ球に左足を伸ばし、きっちりとゴールに押し込みました。
続いて柴本選手自ら逆転ゴールを決めました。同点弾から30秒後。ボールをリフティングしながら前進。ボールが浮かないように体をやや左に倒しながらボレーシュートを放つとゴール左に決まりました。
第2ピリオドの4分には、左サイドの上里琢文選手が素早い動きでマーカーを外し、ゴール前に浮き球パスを送ると大場崇晃選手が強烈な右足ボレーシュート。狙い通りゴール右下に決まりました。
11分に赤熊卓弥選手がFKとヘディングで連続ゴール。スコアを5-1として迎えた第3ピリオドの終了間際。試合会場に設置されたデジタル時計板は「残り54秒」と表示されていました。
追加招集で大会開幕前日の夜にタイ入りした伊藤龍之介選手が、左サイドからの山内選手からのパスをオーバーヘッドでシュート。GKに当たって跳ね返ったボールを再びシュート。ボールはGKの股間越しにゴールネットを揺らしました。
笑顔でベンチ前に走った伊藤選手をチーム全員が取り囲み、代表初ゴールを決めた24歳の最年少選手を祝福しました。
日本代表の第3戦はレバノン代表との対戦となり、21日(火)現地時間午後6時30分キックオフ(日本時間午後8時30分)です。
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AFCビーチサッカーアジアカップタイ2023
大会期間:2023年3月16日(木)~2023年3月26日(日)