2月16日(木)、2023年初のビーチサッカー日本代表候補合宿が終了しました。
合宿後半は天候に恵まれず、強風でボールコントロールが非常に難しい中ではあるものの、GKからの崩しのフォーメーション練習を繰り返し行いました。
GKのポジションニングに関し、茂怜羅オズ監督は「積極的に前にでるように」と再三求め、GKをうまく活用し数的有利な状態を作り出しながら、相手ディフェンスがスライドして空いたスペースから崩し、確実にシュートに繋げられるよう微調整を行っています。
また、セットプレーの確認も行っています。2022年からチームが取り組んでいる形を再確認し、スペースを作るタイミングに多くの時間を費やしました。守備では昨年参加した大会の映像を基に、より切り替えの重要性と各選手の役割を全員で確認しています。
2月15日(水)の午前中には、急遽ソーマプライヤ沖縄に協力していただき、トレーニングマッチを行いました。
合宿で取り組んできた攻撃パターンを形に出来る場面もあったものの、強風の影響もあり、うまくつなげずカウンターを受ける場面も出ます。
1ピリオドでは、ソーマプライヤ沖縄にリードを許して終えました。風上になった2ピリオド目ではGKからの攻撃も多く繰り出せ、終始主導権を握り逆転に成功し、そのまま勝利することができましたが、課題が多く見えた試合となりました。
翌16日(木)にも、ソーマプライヤ沖縄とのトレーニングマッチを行いました。
開始早々に茂怜羅オズ監督兼選手のFKで先制後、GKが高い位置をとってのボール回しでポゼッションを高め、試合を有利に進める時間が続きます。8分には、GKの柴本慎也選手が自身の前のスペースに自らボールを運びシュートを決めます。直後のキックオフから失点してしまうものの、トレーニングで取り組んできた形を披露できていました。
2ピリオド目では、赤熊卓弥選手が持ち前のパワーを見せつけ、相手DFを引き連れながらドリブルシュートを決めます。しかし、守備では相手GKへのプレッシャーのタイミングを計れずボールを回される場面が多くなり、走らされる形となりました。
3ピリオド目では、うまく相手GKへプレッシャーをかけ、上里琢文選手がボールカット、そのボールを冷静に山内悠誠選手が決め、練習通りの守備がでました。
4ピリオドでは、再度柴本選手が自らボールを持ち出し、本日2点目を決めます。その後も得点をあげるものの、CKを直接決められるなど、注意していたセットプレーでの失点はさらなる改善が求められる内容となりました。
試合は6-2と日本代表候補が勝利し、合宿を締めくくりました。
茂怜羅オズ監督からは「いい部分もたくさん出せたが、まだ課題はある。一週間、また寒いところでのコンディション維持は難しいかもしれないが、落とさずまた集合しましょう」と選手に伝え、チームは解散しました。
3月の大会本番に向け、ビーチサッカー日本代表候補は2月末より同じ沖縄でのトレーニングキャンプを予定しています。
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ビーチサッカー日本代表 2023年初の国内トレーニングキャンプを終える|JFA|公益財団法人日本サッカー協会