中国ビーチサッカー連盟〜ビーチサッカー連盟だより Vol.60~

  • 掲載日:2023.01.24
  • カテゴリ:蹴球通信
全国のビーチサッカーファミリーの活動をリレー形式で伝える【ビーチサッカー連盟便り】(「JFA News」『蹴球通信』欄内)。2023年1月号は、「中国ビーチサッカー連盟」理事長と加盟2チームからのメッセージです!

【中国ビーチサッカー連盟 理事長 藤原 高】

中国ビーチサッカーリーグは2016年度の8チームを最後に、参加チームの減少が続いています。状況を打破しようと検討を重ねてきましたが、コロナ禍の影響も受け、2022年は岡山県の2チームのみでの開催となりました。両チームの主将に、競技への思いと中国ビーチサッカーの未来についてつづってもらいました。

【ベル・エキップBS 主将 平田真輝】

私はビーチサッカーを始めて6年目になりますが、年々その魅力が深まるのを感じ、楽しくプレーしています。アクロバティックなプレーはもちろん、激しい球際の争い、数秒で点が入るエキサイティングな試合展開など、たくさんの魅力があるスポーツです。
チームは、中国リーグ7連覇をして全国大会に出場していますが、本大会では思うような結果を残せていません。結果を出すためには、一人一人がビーチサッカーと真剣に向き合い、競技力、人間力を磨いていくことが大事だと思います。そうすることで地元から愛されるクラブになり、ビーチサッカーの認知度が増えて競技人口が増加し、岡山県、そして中国地域のビーチサッカーの発展につながると考えています。
これからも地域のビーチサッカーをけん引し、盛り上げていきたいと思います。

【ハレクティオ岡山 主将 荒井祥太郎】

私はビーチサッカーを19歳から始め、今年で5年目を迎えます。
この5年間で、とても大切なことを学ぶことができました。2019年5月、トレーニングマッチ中に右脛骨腓骨骨幹部骨折という大きなけがをしてしまい、全く活動ができない状態になりました。二度とボールが蹴れない体になってしまう恐怖が脳裏に浮かび、希望が見えない日々が続きました。その中で、看病してくれた家族や、お見舞いに来てくれた仲間、復帰を支援してくださった先生方など、多くの支えの中で、約1年半のリハビリを終えてピッチに戻ってくることができました。二度と経験したくありませんが、私にとって大切なことに気付く機会となりました。試合に勝つことは重要です。同時に、ビーチサッカーができる環境があること、心身ともに健康であること、誰かの支えでピッチに立てるのだという感謝の気持ちを私たち選手は忘れてはならず、また、このことを伝えていくことも大切だと感じるようになりました。
私たちは発展途上ではありますが、仲間と協力して、岡山県、中国地域のビーチサッカーを盛り上げていきたいと思います。
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