ビーチサッカー日本代表は、2021年8月に開催されたFIFAビーチサッカーワールドカップロシアで 歴史を塗り替える準優勝という偉業を成し遂げ、 多くのビーチサッカー関係者に勇気と感動、 そして希望を与えて頂きました。2022年度においても、3年ぶりとなる国内（兵庫県明石市大蔵海岸）での国際親善試合で強豪国ウクライナに勝利するなど、会場での応援やオンライン配信で視聴した多くのサポーターを魅了し、改めてビーチサッカー日本代表に心からの賛辞と感謝を申し上げます。そして、代表活動を所管し多大なご支援をいただいている JFAの皆様をはじめ、地域及び都道府県サッカー協会、関係するすべての皆様のお力添えや日頃からのご支援に心より御礼申し上げます。

さて、2021年7月に千葉市のJFA拠点施設「高円宮記念JFA夢フィールド」内に完成したビーチサッカーピッチ「ピッチ・カリオカ」では、JFA所管トレーニングキャンプのほか、弊連盟としても、各種別大会、年代別大会、ビーチサッカークリニック、指導者研修、関東BS連盟事業等、年間を通じた活動を行っており、今後、より一層のビーチサッカー普及に努めていきたいと考えています。「ピッチ・カリオカ」は、砂面の広さは33メートル×42メートルで、更衣室やシャワールームのほか、照明や芝生の観覧席も完備された素晴らしい施設となっています。

国内における活動状況は、引き続く新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の影響により、約2年間多くの大会が中止となるなど、非常に厳しい状況が続きましたが、2022年3月12日、13日に3年ぶりとなる「第4回Beach Soccer地域女子チャンピオンズカップ」を静岡県磐田市にある福田漁港交流広場「ふくっぱ」特設ビーチサッカーピッチで開催することができました。また、2022年度よりすべての地域でリーグ戦が再開されたほか、 11月19日、20日に「第8回Beach Soccer地域リーグチャンピオンシップ」を沖縄県西原町にある西原きらきらビーチで開催しました。コロナ禍での開催であり、観戦にかかるガイドライン、マナーをしっかりと遵守のうえ、素晴らしい応援をしていただき、各地域を代表して出場したチームは、年間チャンピオンを決める決勝大会にふさわしい最高のプレーを見せていただきました。弊連盟及びビーチサッカー競技へのご支援・熱いご声援をいただき、誠にありがとうございました。

2023年においては、新しい生活様式を踏まえ、公益財団法人日本サッカー協会（JFA）の加盟団体としての社会的使命とその理念実現のために、地域サッカー協会、都道府県サッカー協会等関係者の皆様をはじめ、日頃より弊連盟を支援いただいている皆様との連携のもと、引き続き地域社会に根ざしたビーチサッカー競技の健全な普及と発展を図るとともにビーチサッカー競技の環境整備を推し進めてまいります。 そして、まずは、COVID-19の影響により3年連続中止となっている2023年3月開催予定の「第1回ビーチサッカーU-12フェスティバル」の開催に向け準備を進めていきます。また、同じく3月開催予定の「第5回Beach Soccer地域女子チャンピオンズカップ」、「各地域BSリーグ」及び「第9回Beach Soccer地域リーグチャンピオンシップ」、共催大会、その他各種別の大会・フェスティバル等の後援事業のほか、オンラインを活用したビーチサッカー普及事業等のさらなる充実、推進に取り組んでまいります。

なお、新規事業としてJBSF女子選抜チーム活動の他、大学年代及びユース年代等の大会、エンジョイ及びシニアフェスティバル等構築の在り方を検討し、2023年度方向性を出していきたいと思います。