【日本代表】ビーチサッカー日本代表、3年ぶりの国内での国際親善試合でウクライナに勝利!

  • 掲載日:2022.10.04
  • カテゴリ:BS日本代表

【Match Report】ビーチサッカー日本代表、3年ぶりの国内での国際親善試合でウクライナに勝利!

ビーチサッカー日本代表は10月1日(土)、兵庫県明石市でビーチサッカーウクライナ代表と国際親善試合を行い、4-2で勝利しました。

試合会場となった大蔵海岸公園は晴天に恵まれ、多くの人が集まりました。10月に入って日差しは柔らかくなり、水面が輝く瀬戸内海に臨む浜辺で試合が行われました。

日本は初出場となるGK柴本慎也選手(アヴェルダージ熊本BS)や7月にスペインで行われた大会でデビューした齋藤凱也選手(ソーマプライア沖縄)が先発するなど、フレッシュな顔ぶれとなりました。そうした選手たちの緊張もあったのか、試合はややこう着し、0-0で第1ピリオドを終えました。

第2ピリオドに入ると、すぐに試合が動きました。日本の先制点を記録したのは、兼任監督でありキャプテンを務める茂怜羅オズ選手(東京ヴェルディBS)でした。15分、2人がかりで相手からボールを奪うと、ピッチ中央付近から放った強烈な一撃がゴールネットを揺らしました。このゴールで火がついたのか、ウクライナもすぐさま反撃。自陣からのパワフルなシュートで、同点ゴールを決めました。ウクライナは第3ピリオドに入ってすぐ、左サイドのGKから見えにくい位置から技ありのシュートを放ち、試合をひっくり返しました。

日本は慌てることなく、ゴールを目指します。逆転された1分後には、第2ピリオドから交代で入っていたGK河合雄介選手(東京ヴェルディBS)が遠目からシュートを狙い、こぼれたボールを大場崇晃選手(レーヴェ横浜)が思い切り蹴り込み同点。その3分後には、またもGK河合選手が起点となり、スペースへと投げ込んだボールを赤熊卓弥選手(ラソアペーゴ北九州)が鋭い反転からシュート。国際Aマッチ100試合出場を自ら祝うゴールで、再逆転に成功しました。

フィクソとして低い位置で攻守の要となる茂怜羅選手は、適切な判断で危険の芽を摘み、チャンスと見れば前へ出てボールを奪いにいきました。齋藤選手も前線からの守備に余念がなく、32分には高い位置でボールを奪い、すかさず前方へパス。走り込んだ山内悠誠選手(東京ヴェルディBS)が冷静に決めて、日本が3年ぶりの国内開催の親善試合で勝利を収めました。

2日(日)にもビーチサッカーウクライナ代表との親善試合を行い、ビーチサッカー日本代表は今回の活動を締めくくります。

なお、この試合には、ビーチサッカーウクライナ代表を会場で応援し、ビーチサッカー国際親善試合をお楽しみいただけるよう、ウクライナから日本に避難されている皆さまに観覧のご案内をさせていただきました。1日(土)は、数十名の方々が観戦に訪れました。

監督・選手コメント

FP #10 茂怜羅オズ 選手兼監督(東京ヴェルディBS)
チームの半分くらいは新しい選手なので、ワールドカップ予選に向けて若い選手に経験をさせる狙いがありました。あまり活動できていないので連係はそれほどできていませんが、立ち上がりにペースをつかめれば試合のリズムも変わったのかなと思います。途中から流れは良くなって、一度は逆転されましたが、メンタルを強く保って結果につなげることができました。2日の試合では、1試合目に出なかった選手も入れて、今回足りなかったものを出さないといけません。2試合目も選手を試しながら勝ちにいきます。

GK #22 柴本慎也 選手(アヴェルダージ熊本BS)
日本代表に呼ばれたこと自体が2回目で、今日が初めての国際試合でした。少し緊張もありましたし、試合の立ち上がりにバタバタしているチームをうまくコントロールできませんでした。持ち味であるシュートをもっと打って点も決められれば良かったのですが、良い形からシュートに持ち込むことができませんでした。外国人選手と試合をするのは初めてだったので、良い経験になりました。明日も試合に出られれば、積極的に自分の持ち味を出していきたいです。

FP #6 赤熊卓弥 選手(ラソアペーゴ北九州)
なかなか思うようなゲーム運びができませんでしたが、勝てたのは良かったと思います。100試合目を迎えられたのも、たくさんの方に支えられたからなので、皆さんに感謝しています。今日のゴールはGKの河合選手と意思疎通ができた結果です。練習から細かいところを話しながらやっている成果が出たと思います。次は日本代表で100ゴールや200試合出場を目指しつつ、ワールドカップ優勝という大きな目標にみんなで向かっていけたらと思います。

ミコラ・コステンコ 監督(ビーチサッカーウクライナ代表)
会場の雰囲気も非常に良く、世界でも強いチームである日本代表を相手に意気込みを持って試合に臨みました。ウクライナ代表の選手たちはよく頑張ったと思いますが、フィジカル面で少し日本代表の選手に負けているところもありました。惜しい場面もあり、よく頑張ったと思います。今日は日本がとても強かったので、反省点を踏まえて明日の試合に臨み、勝利をつかみ取れるように頑張ります。

国際親善試合

2022年10月1日(土) 14:00 キックオフ(予定) vs ビーチサッカーウクライナ代表
2022年10月2日(日) 14:00 キックオフ(予定) vs ビーチサッカーウクライナ代表
会場:兵庫/明石市大蔵海岸公園
インターネット配信:JFA公式YouTubeチャンネル「JFATV」でインターネットライブ配信
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