7月2日(土)に宮崎県で、JFA巡回ビーチサッカークリニックが行われました。
今回は、タレント発掘の観点から、宮崎産業経営大学、宮崎第一高校、ヴェロスクロノス都農U-18のサッカー経験者を中心としたクリニックとなりました。
また、競技志向チームであるアズール宮崎BSも参加しました。
初めてビーチサッカーを経験する選手たちが多いため、クリニックは基礎的な走り方やスコップ、トスといった技術練習から始められました。
普段は苦労せず行えるようなパス交換も、足場の悪いビーチではバランスを崩してしまいトラップが定まらずうまく繋がらなかったり、リフティングシュートでもゴールマウスに収まらない、力が入らない場面も見受けられ、砂の上でのプレーに順応するのに苦労していました。
それでも各選手は、日頃からしっかりとトレーニングしていることもあり、走力や球際の強さを持っていました。中には、スコップを1度目から上げる選手や、スコップからダイレクトオーバヘッドシュートに持ち込む選手もおりポテンシャルの高さを感じられました。
午後のクリニックでは、オーソドックスなフォーメーションを行いました、サッカーの基礎技術が安定しているので、ビーチの感覚を掴んでくると余裕をもってプレーする選手も出てきて、自然と3枚目の動きが出る場面や浮き球でもタイミングよくピヴォ当てし、攻撃を組み立てていました。
試合形式でも、キーパーからのスローに反応し直接オーバヘッドでゴールを狙ったり、鈴木将人選手(ヴィアティン三重BS)が見本で見せた胸トラップからのオーバヘッドなどにも積極的にトライしていました。
参加選手全体が積極的に取り組んでくれたため、多くの発見がありました。
このクリニックをきっかけに全日本ビーチサッカー大会の県予選に参加するチームもあり、この活動でビーチサッカーを知り、競技として取り組んでくれる選手が1人でも増えるよう、クリニックを含め様々な活動に取り組んでいきます。