Awara Hanks(北信越・福井)〜ビーチサッカー連盟だより Vol.53~

  • 掲載日:2022.07.01
  • カテゴリ:蹴球通信
全国のビーチサッカーファミリーの活動をリレー形式で伝える【ビーチサッカー連盟便り】(「JFA News」『蹴球通信』欄内)。2022年6月号は、福井県の女子フットサルチーム Awara Hanksの主将 森 向日葵さん からのメッセージです。Hanksは北信越女子フットサルリーグで活動していますが、ビーチサッカーについて、出合いと「いま」を透明な文章で綴っていただきました!

⚽ビーチサッカーとの出合い

  Awara Hanks(福井県) 森 向日葵🌻

私のビーチサッカーとの出会いは、2019年に福井県で開催された「JFAビーチサッカー巡回クリニック」です。
私は小学生の頃からサッカーをやってきましたが、砂の上ではボールも全く転がらず、ドリブルもパスもできず、まともに走ることすら難しいと感じました。初めて見る日本代表の選手のオーバーヘッドキックやボールを落とさずにゴールまでボールを運ぶ技術に感銘を受け、自然とチャレンジする私がいました。しかし、地元にはビーチサッカーができる環境がないため、ビーチサッカーへの想いも、プレーする機会もなくなってしまいました。
2年後。同じ北信越のビーチサッカーチームのマリシータ長野と合流し、女子ビーチサッカーThetisツアー(JBSF後援事業)に参戦する機会を得ました。突然のビーチサッカーとの再会。忘れていた裸足の感覚と熱い想いがよみがえりました。
初めて砂のピッチに入った時の試合の雰囲気は、今でも覚えています。サッカーやフットサルとは、ルールも雰囲気も違い、最初は戸惑うことも沢山ありましたが、やっていくうちに、不安なども忘れ、大会が終わるころには、楽しかったという、ビーチサッカーの難しさより楽しさの方が圧倒的に勝っていました。
そして今年の4月には、高円宮記念JFA夢フィールドのピッチ・カリオカで行われた、女子選手を対象としたクリニックと選抜チーム対抗戦に参加させていただきました。
全国から集まった選手たちの個々の能力の高さに驚きながらも、とれも良い経験をすることができました。
私は今、フットサルとビーチサッカーを並行してプレーしています。環境の違いなどはありますが、浮いたボールの処理などの技術や、フィジカルなど、フットサルとビーチサッカーで共通したスキルを磨き、どちらか一つではなく共にenjoyしていきたいです。
福井ではビーチサッカーを気軽にできる環境がありません。まだまだビーチサッカーって何?どうやってやるの?と思う人もいるなかで、私たちが楽しむことにより、こんなスポーツもある、というのを発信したい。そして、地元の福井にも必ずビーチサッカーを根付かせ、私個人としてもレベルアップすることで、私をビーチサッカーに出会わせてくれた皆さんや、快く両立をさせてくれている、マイチーム“Hanks”のみんなに恩返しをしたいです。
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