2023年のFIFAビーチサッカーワールドカップに向けた国内合宿が5月16日にスタートしました。今回は、高円宮記念JFA夢フィールドのピッチカリオカを使用しての合宿となります。
深い砂の上でのトレーニングは、各トレーニングの負荷が高く強化につながる良い機会となるため、貴重な時間を有意義にするため、茂怜羅オズ監督兼選手は初日のミーティングで、FIFAビーチサッカーワールドカップロシア2021の映像を見せながら今回の合宿のテーマをチームで共有しました。
今回、主に取り組むのは強度の高い守備から攻撃への切り替え、カウンターへのつながりの部分です。
昨年のルール改正で、ゴールキーパーが自陣ハーフ内で4秒以上ボールを保持できなくなりました。その結果、ゴールキーパーからのダイレクトプレーが増えて試合全体がスピーディーになるなか、カウンターの数も増えました。日本代表も、この部分を重要視し、重点的に取り組んでいます。
守備でボールを取りきる強さとマイボールになった際に素早く切り替え、効果的にカウンターに持っていけるよう基礎的な約束事を確認しながら練習が進んでいます。
対人の練習が増えるため、トレーニング強度は高くなりますが、球際での勝負でアピールできるよう激しい競り合いが随所に見られています。
合宿最終日の19日(木)にはトレーニングマッチが予定されているため、チームでトレーニングをする残り1日、強度を緩めることなくチームの意図を理解してよい合宿にしていきます。