羊ヶ丘病院(北海道ビーチサッカー連盟)~ビーチサッカー連盟だより Vol.51~

  • 掲載日:2022.04.19
  • カテゴリ:蹴球通信

全国のビーチサッカーファミリーの活動をリレー形式で伝える【ビーチサッカー連盟便り】(「JFA News」『蹴球通信』欄内)。2022年4月号は、第7回Beach Soccer地域リーグチャンピオンシップに出場した羊ヶ丘病院所属選手で北海道ビーチサッカー連盟理事の 三島孝史さん からのメッセージです!


⚽️理学療法士とビーチサッカーと北海道

悠仁会 羊ヶ丘病院 理学療法士/北海道ビーチサッカー連盟理事

三島 孝史

記録的な大雪に見舞われた北海道の冬も去り、屋外でサッカーができる季節になろうとしています。

昨年のBeach Soccer地域リーグチャンピオンシップに北海道代表として当チームが参加しました。FIFAビーチサッカーワールドカップで準優勝に輝いた選手のプレーを目の当たりにし、全国大会での1勝を目標とするわれわれにとって刺激的な経験となりました。

われわれビーチサッカーチーム羊ヶ丘病院は、当病院職員のみで構成され、発足して間もないチームです。

羊ヶ丘病院は北海道札幌市内にあるスポーツ専門外来を特徴とした整形外科の病院であり、関係者全員が医療従事者としてアスリートをはじめとする患者さまの治療にあたっています。チームのメイン練習場は、北海道の気候的な問題もあり、サンドコートではなく屋内の人工芝グラウンドです。限られた環境や時間の中でもチームの目標である「全国大会での1勝」を達成するべく、スポーツ医学における専門分野の情報を用いるなどして練習に励んでいます。理学療法士としてビーチサッカーの特徴的な競技特性や身体機能を捉え、不安定なピッチにおける障害予防へアプローチし、チームとしてそれをプレーで体現したいと考えています。活動ができることに感謝し、医療従事者としてさらにアスリートや患者さまの治療に関わり、雪国・北海道のビーチサッカーの発展に貢献したいと思っています。

北海道のビーチサッカーの発展と普及を目的に、北海道ビーチサッカー連盟は昨年12月にU-8、U-10のカテゴリーを対象としたビーチサッカークリニック2021を開催しました。日本ビーチサッカー連盟の協力もあり、ワールドカップ準優勝メンバーである赤熊卓弥選手と奥山正憲選手にお越しいただきました。感染拡大防止対策を講じた中での開催となりましたが、参加した子どもたちは2人の日本代表選手が見せるプレーの一つ一つに感激し、楽しそうにビーチサッカーボールを蹴っていました。

今後は雪国・北海道から日本のビーチサッカーに貢献できる人材を発掘、育成し、積雪環境に対応できる屋内のサンドコート練習場をはじめとする競技環境の整備を行っていく必要があると考えています。2022年のサッカーワールドカップイヤーに北海道のビーチサッカーにおいても新しい景色が見られるように努力していきます。

悠仁会 羊ヶ丘病院
http://www.hitsujigaoka.com/

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