【JFA・JBSF】女子選手向けのビーチサッカー巡回クリニック及びJBSF選抜チーム対抗戦を初開催

  • 掲載日:2022.04.12
  • カテゴリ:BS女子

女子選手向けのビーチサッカー巡回クリニックを初開催

4月10日、高円宮記念JFA夢フィールドのピッチ・カリオカで、女子選手を対象としたビーチサッカークリニックを開催しました。これはビーチサッカー競技のさらなる普及・拡大に向けたもので、女子選手を対象とするクリニックは初の試みとなりました。

今回の参加者は、ビーチサッカー関東リーグ所属のチームから選抜された選手、九州リーグから選抜された選手、女子ビーチサッカー界で行われているツアー大会「Thetis(テティス)ツアー」参加チームから選抜された選手の計30名が参加しました。

午前中は、ビーチサッカー日本代表のコーチを務める田畑輝樹コーチと、GK河合雄介選手によるクリニックを実施しました。各リーグ等から選抜された選手たちは基礎技術が高く、田畑コーチらは「簡単な技術練習だけでなく、チームに戻った際に練習でも取り組める内容にしよう」と戦術的なパス回しも加えてクリニックを進行しました。

GKトレーニングでも、トレーニング内容の紹介から個々のプレーの指摘など、より具体的な指導が行われました。

選手たちも時折楽しそうにトレーニングをしながらも、休憩時間にコーチに質問にきたり、トレーニングの確認をしたりと、非常に前向きに参加していました。

午後には、3チームでの対抗戦も行いました。

各チームともレベルが高く、積極的なドリブルシュートや冷静なパス交換など、男子にも引けを取らないゲームを展開し、オーバーヘッドシュートでゴールを決める選手も見受けられました。

また、午前中のクリニックで取り組んだ内容を発揮する選手もおり、講師からも「世界で戦っても日本は十分通用するのではないか」という声も出ていました。

負荷の高い内容となりましたが、1日を通して天候にも恵まれ、参加した選手の表情からは充実感を感じることが出来ました。

今回、女子選手向けのクリニックは初の試みとなりましたが、参加者の中には、なでしこリーグでのプレー経験者やアンダーカテゴリーの日本女子代表に招集経験のある選手もおり、非常にレベルの高いものとなりました。また、参加者の中にはお子さんを持つ選手もおり、女子ビーチサッカーの裾野の広さが感じられました。

より多くの女子選手がビーチサッカーを楽しめる環境を拡大していくため、そして性別に関わらずビーチサッカーの魅力を広げていくため、今後もこのような取り組みを実施していきます。

講師・選手コメント等詳細はこちら

女子選手向けのビーチサッカー巡回クリニックを初開催|JFA|公益財団法人日本サッカー協会