沖縄でのトレーニングキャンプも後半に入り、対人練習なども取り組まれトレーニングマキャンプ前半で行ったシステム練習をより実践に近づけた形で進めました。
相手フィクソと駆け引きするピヴォにボールを入れるタイミングやプレッシャーのある中で、速攻をカバーしながら効果的に3枚目の選手が関わっていくことを求められ、選手間での会話が活発になりました。
26日午後のトレーニングではセットプレーの確認を行い、2021年FIFAビーチサッカーワールドカップロシアまでに取り組んできた内容を、今回初招集の選手にも共有しました。
しかし大雨と強風に見舞われ、ボールが流れるなど難しい状況でした。予定されていた体幹トレーニングはホテルに戻って行うなど、天候には悩まされる1日となりました。
最終日も朝から大雨警報が発令される悪天候でしたが、トレーニングマッチの時間には何とか小雨になり、無事に試合を行うことが出来ました。
ソーマプライア沖縄とのトレーニングマッチでは、初招集の選手や、これまであまり代表でのチャンスがなかった選手たちがスターティングメンバーとして出場し、プレーする時間を多く与えられ、キャンプで取り組んだ動きや自身のストロングポイントをアピールしました。
スターティングメンバーとして出場した、初招集の齋藤凱也選手(ソーマプライア沖縄)、松岡吏選手(ラソアペーゴ北九州)は2得点を挙げ、2020年3月以来の招集となった木船祐樹選手(アヴェルダージ熊本BS)も2得点を挙げるなど、結果を残すものの、チームとしては、終始ボールポゼッションに落ち着きがなく、バタバタとしたゲーム運びとなりました。
経験のある選手たちは、ピッチ上だけでなくベンチからもポジショニングやボールの取りどころなどの声掛けを続けていました。
トレーニングマッチでは、個人またチームとしての課題が浮き彫りとなる結果となりましたが、2023年のFIFAビーチサッカーワールドカップに向け、課題抽出が出来たことを今回のトレーニングキャンプの収穫と捉え、今後更に強化していきます。
TRM vs ソーマプライア沖縄(8-4)
1p 2-2 松岡吏、木船祐樹
2p 1-1 齋藤凱也
3p 2-1 奥山正憲、大場崇晃
4p 3-0 松岡吏、木船祐樹、赤熊卓弥