10月10日(日)に高知県黒潮町で開催された、「U-12四国ビーチサッカー大会」内で、JFA巡回クリニックが実施されました。
8月にロシアで行われたFIFAビーチサッカーワールドカップロシア2021での活躍を知ってくれていた参加者の子どもたちは、赤熊卓弥選手にオーバーヘッドを見せてほしいとお願いしに来る場面も多くありました。
クリニックでは、緊張した様子もなく積極的に取り組む子どもたちで、赤熊卓弥選手を鬼にした砂の上での鬼ごっこでは、真剣に追いかける赤熊選手に子どもたちも大興奮していました。
また、赤熊選手の代名詞ともいえるオーバーヘッドの披露には大歓声もあがり、周りで見学していた保護者のみなさまや指導者の方からも拍手をいただきました。子どもたち自身も指導をうけたのち、オーバーヘッドシュートを披露する場を設けたところ、それぞれが果敢に挑戦してビーチサッカーを楽しんでいました。
ビーチサッカーの基本技術であるスコップからのパスは簡単ではないものの、クリニック後の試合で披露する選手もおり、田畑輝樹ビーチサッカー日本代表コーチも驚いていました。
また、「U-12四国ビーチサッカー大会」の選手ベスト5を選出することになった田畑輝樹コーチ、赤熊卓弥選手はすべての試合を真剣に観戦し、選考時には理由を含め2人で推薦し合いながら10名までは絞りこみ、10名の名を挙げてプレーを称え苦渋の選択だったと言いながら5名に盾を渡していました。
講師コメント
田畑輝樹 コーチ(ビーチサッカー日本代表)
約50人の子ども達と共にビーチサッカーを楽しく、素晴らしい時間を過ごすことができました。
ビーチサッカーを経験している子、初めてやる子と居ましたが、一人ひとりがビーチでの走り方や必要な技術を楽しみながらも出来ない時には悔しさを表現しながら一生懸命取り組んでいる姿がとても印象的でした。そして、大会の試合中でも教わった事に失敗を恐れずチャレンジする姿勢にとても嬉しく思いました。
今後ともビーチサッカーの普及や強化を少しずつ積み重ねて、より多くの方々にビーチサッカーの素晴らしさや楽しさを伝えていければと思っています。
選手コメント
赤熊卓弥 選手(ラソアペーゴ北九州)
今回は高知県での巡回クリニックに参加させて頂きました。僕自身は2回目になりますが、今回は小学生の大会前にクリニックをさせてもらいました。クリニックではビーチでの走り方やキツさを体験してもらいながら、オーバーヘッドやスコップパスというビーチサッカーならではの技術に触れてもらいました。参加してくれた子どもたちはすごく元気で素直な子が多く、果敢にオーバーヘッドにもチャレンジしてくれていました。
クリニック後の試合でもスコップパスやシュートを打つ子もいたのがすごく印象的でした。大会の閉会式では、田畑コーチとベスト10を選ばせて頂き、選ばれた選手は喜び残念ながら選ばれなかった選手は悔しがりながらもおめでとうーと拍手を送る姿に感動しました。
最後になりましたが、クリニックを開催するためにご尽力いただいた関係者の方々、ご参加いただいた小学生のみんなや指導者の方々、ありがとうございました。これからもこのような活動を継続的に行って、ビーチサッカーの普及や強化に繋がるように僕自身もがんばっていきたいです。