全国のビーチサッカーファミリーの活動をリレー形式で伝える【ビーチサッカー連盟便り】(「JFA News」『蹴球通信』欄内)。2021年9月号は、高知大学体育会サッカー部(四国ビーチサッカー連盟所属)の 槻木奨平(つきのき しょうへい) 選手からのメッセージです!
⚽️砂浜とサッカーボール
高知大学体育会サッカー部
ビーチサッカーサテライトチーム代表 槻木 奨平
「砂浜でサッカーをすればサッカーが上手くなるのではないか」
「とりあえずやってみよう」
そんな単純な気持ちで始めたビーチサッカーも今年で4年目になりました。
夏から秋にかけてトレーニングを行い、大会にも出場し、年を追うごとにビーチサッカーの魅力にどんどん引き込まれています。砂浜というサッカーのピッチとは異なる環境下での足さばきやボールフィーリング、アクロバティックなシュート等、どれをとっても難しく一筋縄ではいかないのですが、そこにビーチサッカーの面白さを感じています。
試合で点を取れるようになった時、オーバーヘッドキックができるようになった時、その時々の喜びが積み重なり、私はビーチサッカーへと引き込まれていきました。
私が所属する高知大学体育会サッカー部では、全国の大学サッカー部としては珍しく、チーム内にフットサルとビーチサッカーのサブチームを有して活動を行っています。
その目的はビーチサッカーやフットサルで使う特有の技術も習得し、サッカーに応用しようというものです。
高知大サッカー部のビーチサッカーチームは、2009年からほぼ毎年全国大会に出場しています。これは先輩から後輩へとビーチサッカー特有の技術とルールが絶えることなく伝承できているからであり、先輩方のご尽力に感謝しています。
その半面、これまで全国大会では決勝ラウンドに進出できたことはなく、なかなか良い結果を残せていないのが現状です。
全国大会ではプロを含む各地からの先鋭選手の技術に圧倒されてしまい、自分たちのやりたいプレーをなかなかさせてもらえません。
しかし、チームとしては、この高いレベルの下で結果を残したいと、毎年挑み続けています。ピッチに立てばプロも大学生も高校生もカテゴリーは関係なく、一人の選手として、1つのチームとして勝ちにこだわる、そこがスポーツの良さだと考えています。
ビーチサッカーの認知度はまだ低い現状にありますが、このスポーツの素晴らしさを皆さんにも気づいてほしいと願っています。これは私がビーチサッカーを4年行い、強く感じていることです。走り難い、暑い、砂まみれになるという要素に初めは抵抗を感じてしまうのですが、それを上回る達成感や成功体験と楽しさがあります。
将来のビーチサッカー人口の増大を願い、まずは自分たちが全国大会という舞台で結果を残せるように頑張っていきたいと思います。
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