【W杯】ビーチサッカー日本代表、開催国ロシアに大差を付けられ2位で決勝ラウンドへ FIFAビーチサッカーワールドカップロシア2021

  • 掲載日:2021.08.24
  • カテゴリ:BS日本代表

ビーチサッカー日本代表、開催国ロシアに大差を付けられ2位で決勝ラウンドへ FIFAビーチサッカーワールドカップロシア2021

ビーチサッカー日本代表は現地時間8月23日(月)、FIFAビーチサッカーワールドカップロシア2021のグループステージ第3節で強豪ロシアとの試合に挑みました。

日本はすでに決勝ラウンド進出を決めており、この試合に1位突破がかかります。一方、直前の同じグループの試合でパラグアイがアメリカに勝利し暫定2位に浮上したため、ロシアは勝たなければグループステージ敗退という状況に。互いに負けられない一戦は、意外な展開となりました。

試合は開始わずか10秒弱で動きます。相手のシュートが日本の監督兼FP茂怜羅オズ選手の膝に当たってコースが変わり、不運な形のオウンゴールでロシアが先制します。

田畑輝樹コーチが試合後に「決勝ラウンド進出が決まったことによる油断があったのかもしれない」と振り返ったように、日本の選手たちはその後も集中力を欠き、ロシアのスピーディーなパス回しに翻弄されます。第1ピリオド3分にはスローインからのボレーシュート、同8分にはロングレンジのオーバーヘッドシュートを決められ、3点のビハインドを負うこととなりました。

続く第2ピリオドの3分には、日本のCKのボールをフィスティングで逃れた相手GKが低弾道のシュートを放ち、これがGK河合雄介選手の前でバウンドしてそのままゴールに吸い込まれるという形で4点目を奪われます。日本は第2ピリオド8分にFP坪谷亮太選手が惜しいシュートを放ちましたが、相手ゴールに迫るシーンはほとんどありませんでした。

ロシアのキックオフでスタートした第3ピリオドには、キックオフのボールを大きくサイドに展開され、わずか4秒でゴールを奪われてしまいます。さらに第3ピリオド5分には一瞬の隙を突かれてロングループシュートをたたき込まれ、点差は6点に広がります。

直後に投入されたGK宜野座寛也選手からの素早い配球が功を奏し、日本はここから少しずつ盛り返していきます。第3ピリオド8分にはFP赤熊卓弥選手のオーバーヘッドシュートで1点を返し、その2分後には赤熊選手がPKを獲得します。しかし、赤熊選手のキックはクロスバーを直撃して追加点は奪えず、逆に第3ピリオド終了間際にはカウンターからさらに1点を奪われます。

オウンゴールなど不運な失点もありましたが、1-7という大差で敗れた日本。順位の上でもロシアに逆転され、2位で決勝ラウンド進出となりました。8月26日(木)の準々決勝では、グループBを首位通過したタヒチと対戦します。

FIFAビーチサッカーワールドカップロシア2021

大会期間:2021/8/19(木)~2021/8/29(日)

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