ヴィアティン三重BSレディース ~ビーチサッカー連盟便りVol.37~

  • 掲載日:2021.03.27
  • カテゴリ:蹴球通信
全国のビーチサッカーファミリーの活動をリレー形式で伝える【ビーチサッカー連盟便り】(「JFA News」『蹴球通信』欄内)。2021年3月号は、ヴィアティン三重BSレディース(東海ビーチサッカー連盟所属)の竹内紗里 選手。日本女子ビーチサッカーの未来にも触れたメッセージです!

私のビーチサッカーライフ

  ヴィアティン三重BSレディース 竹内 紗里

“やってきたことが試合でできない。点が取れない。勝てない。ひたすら悔しい。”
2019年の第1回Beach Soccer地域女子チャンピオンズカップは、ただただ悔しい思いで終わりました。その悔しさを胸にリベンジを掲げた昨年の第2回大会は、新型コロナウイルスの影響により直前に中止が決定。今年の第3回大会も中止になりました。女子はまだチーム数が少なく東海地域でも練習試合すらままならない現状です。大会が試合をする機会となるため心待ちにしていましたが、年に一度の機会をまた逃しました。
幼い頃からいつか子どもがほしいと思い続け、この第3回大会が終わったら一度競技を離れようかと思っていたので、この1年は私にとってとても重要な1年でした。
大きな変化もありました。チームは前身のチャパルマBSから憧れの“ヴィアティン三重BS”レディースとなり、これまで以上に男子選手に教わる機会が増え、練習にも混ぜてもらえるようになりました。練習量も練習内容もよりハードになりました。また、県内ですら練習場までの往復にかかる時間は練習時間を超えます。県外での練習となるとなおさらです。それでも、やればやるほどビーチサッカーが面白くなっていきます。コロナ禍の影響で思い通りにいかないことばかりでしたが、そんな中でもビーチサッカーと真剣に向き合えた貴重な1年でした。
ビーチサッカーにはまだ女子の日本代表はありませんが、海外ではすでに代表活動を行っている国もあります。代表活動は多くの人に知ってもらうチャンスであり、プレーする選手には目標とする場になります。そのためにも、まだ先は見えませんが、こうして活動していることで代表ができることへの力になると信じて励んでいます。
頑張っている仲間が全国にいることをSNSで知ることは刺激となり、私の原動力となっています。何よりやりたいことに挑み続けることに、躊躇なく背中を押してくれる夫と夫の両親の存在は大きいです。両者の理解がないと続けられないことは、これまで周囲の女性フットボーラーを見てきて感じていたことでした。感謝の気持ちを忘れずにいたいと思います。
好きなことをできる幸せ、好きなことをやらせてもらえることに感謝し、もっとうまくなって男子のような面白い試合を家族や友人に見せたいです。胸を張って試合に招待できる日まで、「全力」でビーチサッカーライフを駆け抜けていきます。
⚽️JFA News 購読お申し込み
⚽️蹴球通信~ビーチサッカー連盟便り~アーカイブズ~