東京レキオスBS~ビーチサッカー連盟便りVol.32~

  • 掲載日:2020.09.24
  • カテゴリ:ニュースグループ
全国のビーチサッカーファミリーの活動をリレー形式で伝える【ビーチサッカー連盟便り】(「JFA News」『蹴球通信』欄内)。2020年9月号は、日本ビーチサッカー界を牽引してきた東京レキオスBS(関東ビーチサッカー連盟所属/東京都)。捲土重来を期し新生チームを率いる、森重瑞紀 主将からのメッセージです!

「今後のビーチサッカー界における東京レキオスBSの役割」

   東京レキオスBS 主将 森重 瑞紀

東京レキオスBSは、その名の通り首都東京を拠点に活動するビーチサッカーチームです。
2005年8月に「レキオスFC」として沖縄で発足。チーム名となっている「レキオス(LEQUIOS)」とは、ポルトガル語で「琉球人」を意味する言葉です。2006年から3年連続で全国ビーチサッカー大会(現、JFA 全日本ビーチサッカー大会)で優勝しました。その後、2009年に東京に進出。チーム名を「東京レキオスBS」に改め、2011年、2013年、2014年と全国大会で優勝を重ねました。常にビーチサッカー日本代表チームに多くの選手を輩出してきたチームで、全国のビーチサッカーチームでも長い歴史のあるチームです。
2016年と2017年は全国の各チームに選手が移籍したことに伴い、一度は解散したものの、2018年に再結成しました。しかし、全国大会において2018年はベスト4、2019年はベスト8という結果が続き、今年は昨年まで主力だったメンバーの多くが移籍した影響もあり、惜しくも出場権を獲得することができませんでした(その後、全国大会は新型コロナウイルス感染症の影響により中止)。
2019年には東京レキオスレディースも正式に発足し、男女共に「全国制覇」を目標にして活動しています。今年は全国大会出場権を逃しましたが、サッカーからビーチサッカーに転向した関東大学サッカーリーグで活躍した選手の加入を中心に、個々の伸びしろを含めると全国でも戦えるチームになり得ると考えています。
私自身、関東大学サッカーリーグでプレーし、就職後にビーチサッカーに転向しました。大学サッカー界には非常にレベルの高い選手が集まっており、プロにも匹敵する大学は全国に多くあると思っています。プロに進まなかった選手は企業へ就職し、全国各地のサッカーリーグで活躍している者も多くいます。今後、そうした「セミプロレベルの選手」をビーチサッカー界に引き込むことができれば、関東ビーチサッカーリーグ、全国地域ビーチリーグの底上げ、そして若い世代への認知にもつながるのではないかと考えています。
今年の全国大会の関東予選でも、千葉県の高校のサッカー部がビーチサッカーチームとして参加していました。高校・大学年代の学生たちに、大学サッカーや社会人サッカーだけではなく、本気でビーチサッカーをプレーするという選択肢を持ってもらいたいと考えています。そのためにも、東京レキオスBSが全国大会で活躍し、日本代表へ多くの選手を輩出していけるチームとなるよう、引き続き取り組んでいきたいと思います。
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