全国のビーチサッカーファミリーの活動をリレー形式で伝える【ビーチサッカー連盟便り】(「JFA News」『蹴球通信』欄内)。2020年6月号は、la belle equipe BS(ベル・エキップBS,中国ビーチサッカー連盟所属/岡山県)代表の逸見隆明さんからのメッセージです!
la belle equipe BS(ベル・エキップ)の
「これまで」とビーチサッカーの発展に向けて
ベル・エキップBS 代表 逸見 隆明
ベル・エキップBSは2006年に活動を開始しました。
活動の拠点としている岡山県玉野市の渋川海岸は、波が穏やかな瀬戸内に平坦な砂浜が1kmほど続き、ビーチスポーツにはうってつけのロケーションです。そして、「晴れの国」岡山県は全国的にも雨が少なく冬場も温暖で、渋川海岸では1年を通して裸足でプレーすることができます。
また、玉野市はビーチスポーツに対する地域の方々の支援が厚く、2006年から渋川海岸を舞台に「たまの渋川ビーチサッカー大会」が毎年開催されています。2014年には地域の皆さんの熱意が実り、「第9回全国ビーチサッカー大会(現、JFA全日本ビーチサッカー大会)」が渋川海岸で開催されました。
ベル・エキップBSは、この地元開催の大会も含めてJFA主催の全国大会には過去7大会出場しています。また、「中国ビーチサッカーリーグ」では2016年から全勝で4連覇を達成し、「Beach Soccer地域リーグチャンピオンシップ(JBSF主催)」に第2回大会から4大会連続出場を果たしました。
しかし、出場したこれら「2つの全国大会」では毎回グループステージで敗退しており、思うような結果を出せずにいます。全国に出場するだけでなく、全国で勝てるチームづくりが課題です。
全国大会で勝つ。そのためには、厳しいトレーニングを積むことで競技力を高めることが必要ですが、選手一人一人が、人間としてより成長をしていくことが大切だと考えています。
自然や地域の方々の支援など恵まれた競技環境にあって、これまで、その環境に感謝し周囲に敬意を払ってきたかどうか、自分たちの姿勢を省みる必要があると感じています。
自分たちを取り巻く全てを大切に思いながらビーチサッカーに真剣に取り組んでいく。その姿勢によって競技の魅力を伝え、地元で応援してくれる人を増やしていく。それに伴い競技人口も増え、地元岡山県のビーチサッカーが活性化され発展していく。そして、そのことによって結果的にチームの活動も活性化され競技力も高まっていくのではないでしょうか。
ベル・エキップBSは、これまで以上に渋川海岸の環境美化や地域の行事参加に努めながら、ビーチサッカーの普及活動を率先して行い、地域の皆さんから応援していただけるチームに、また応援していただける選手の育成に努めていきたいと思っています。
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