全国のビーチサッカーファミリーの活動をリレー形式で伝える【ビーチサッカー連盟便り】(「JFA News」『蹴球通信』欄内)。2020年4月号は、BSC Akashi AREIA / bsc明石アレイア(関西ビーチサッカー連盟所属) 山本哲也 監督から関西ビーチサッカー界への期待とチームの発展への誓いを込めたメッセージです。
BSC明石アレイアを取り巻く環境と現状について
BSC明石アレイア 監督 山本 哲也
BSC明石アレイアは、兵庫県明石市にある明石大蔵海岸を拠点に活動するビーチサッカーチームです。設立は2015年と歴史の浅いチームですが、兵庫県サッカー協会、明石サッカー協会、明石市、大蔵海岸公園等と連携し、地域一体型のチームとして誕生しました。
チーム創設2年目での関西ビーチサッカーリーグ初優勝以降、昨年は同リーグ4連覇を達成しました。2017年には「第12回全国ビーチサッカー大会」でベスト8の成績を残しましたが、近年では、全国大会に出場しても予選敗退といった結果が続いています。
関西ビーチサッカーリーグは、以前と比べると決して盛り上がっているとは言えない状況にあり、明石アレイアとしても慢性的な選手不足やチーム内の平均年齢の上昇など、チームとしての積み上げが難しくなっているのが現状です。
通常であればビーチサッカーのレベルを向上させて全国で戦えるチームづくりを行うべきですが、それ以前に選手の発掘と若手の育成が第一の課題となっています。
ビーチスポーツが盛んな大蔵海岸をホームビーチにしているということもあり、普及活動を積極的に行っているほか、各カテゴリーにおけるビーチサッカー大会の運営、ビーチサッカークリニック、体験会などさまざまな企画を兵庫県サッカー協会、兵庫県フットサル連盟、明石サッカー協会、そして明石市の方々と連携して実施しています。
昨年パラグアイで行われたFIFAビーチサッカーワールドカップにおいて、ビーチサッカー日本代表はベスト4という素晴らしい成績を残しましたが、関西のチームから日本代表選手が選出されることはありませんでした。
チームとしては成績を残し、地域に根ざした普及活動を行うことが大切ですが、それとは別にチームからビーチサッカー日本代表選手を輩出したいという思いもあります。
日本代表選手を輩出して全国から注目されるようなチームとなり成長できるよう、チーム全員でそれぞれがその時にできることを日々の積み重ねとして取り組んでまいります。
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