全国のビーチサッカーファミリーの活動をリレー形式で伝える【ビーチサッカー連盟便り】(「JFA News」『蹴球通信』欄内)。連載3年目のスタートは、関東ビーチサッカー連盟の金子一博さんから、国内初のU-12を対象とした全国規模のビーチサッカー公式大会「第1回ビーチサッカーU-12フェスティバル」(2020年3月21日(土)~22日(日)/兵庫県明石市/明石大蔵海岸)開催に向けた熱いメッセージです!
「第1回ビーチサッカー U‐12フェスティバル」に向けて
関東ビーチサッカー連盟 理事 金子 一博
2020年3月、「第1回ビーチサッカーU‐12フェスティバル」( 主催:一般財団法人日本ビーチサッカー連盟)が兵庫県明石市で開催されることになりました。
砂の上を裸足で走り、ボールを蹴るビーチサッカー。体のバランスを整えるための体幹強化や、ボールを体の一部のようにコントロールできる感覚がプレーする中で自然に身に付き、ジュニア世代にこそ、この競技を体験してほしいと私は思ってきました。これまで全国各地でさまざまなビーチサッカーのイベントが行われてきていますが、そこではジュニア世代を対象としたクリニックや大会も行われ、すでに多くの少年少女が裸足のサッカーを体験しています。関東ビーチサッカー連盟でも、千葉県山武市井之内海水浴場で2018年から「関東少年少女ビーチサッカー大会」を開催しています。そうしたビーチで出会う少年少女たちは、裸足で自然を感じながら、みんな弾けるような笑顔で伸び伸びとプレーしています。
自由な遊びの中でスキルを身に付けていく。これはサッカーに限らず、スポーツの原理だと私は思っています。また、少年少女たちにとっては、さまざまなフットボールを経験することによって選択肢を増やし、自分の可能性を広げることができますから、とても有意義なことだと思っています。
そして、少年少女からは「もっとビーチサッカーをしたい」「もっと高いレベルでプレーしてみたい」といった声も挙がってきました。昨年、ビーチサッカー日本代表は「FIFAビーチサッカーワールドカップパラグアイ2019」において第4位という好成績を収めました。そして今年は東京オリンピックの年です。
こうしたビーチサッカー、スポーツの気運が高まる中で「第1回ビーチサッカーU‐12フェスティバル」が開催されようとしています。少年少女にとって、仲間やライバルたちと競い合い友情を深めながら、「ビーチサッカー日本代表」や「世界で活躍する選手」を目指すきっかけになる。私はこのフェスティバルが、そんな大会に発展することを夢見ています。
そして、全国各地のビーチやサンドコートで、楽しく笑顔でボールを蹴る裸足の少年少女たちの輪がもっともっと広がるように、これからもビーチサッカーの普及に取り組んでいきたいと考えています。
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