ビーチサッカー日本代表が、パラグアイの首都アスンシオンで開催中のFIFAビーチサッカーのグループステージ(グループA)を3戦全勝で切り抜け、A組1位でノックアウトステージ進出を決めました。
ホスト国パラグアイとアメリカを破って勢いに乗る日本代表は11月25日(月)、スイス代表と対戦しました(現地時間午後5時50分キックオフ)。 第1ピリオドの2分に試合が動き、FP大場崇晃選手のアシストから、FP赤熊卓弥選手が先制点を決めました。
大会通算3得点目となったFP赤熊選手は、初戦のパラグアイ戦から好パフォーマンスを披露。8分には、FP松尾那緒弥選手からのボールに好反応し、相手ゴール左にボールを押し込んでこの試合2点目を決めました。
日本が2-1とリードして迎えた第2ピリオドの4分。日本が立て続けにゴールを決め、スイス選手の戦意を削ぐことに成功します。
左サイドのFW山内悠誠選手にボールが渡り、得意とするオーバーヘッドでシュートを狙うと思われましたが、相手ゴール前にいたFP大場選手へのパスに切り替えました。そのボールを左足でトラップしたFW大場選手は冷静でした。相手GKが飛び出して来たタイミングを計りながら、右足の足首をひねってゴール右に流し込みました。 さらにその18秒後、左サイドのFP山内選手が中央のFP茂怜羅オズ選手の動きに合わせてパスを送り、これをFP茂怜羅選手が右足で豪快なシュートを決め、日本がリードを3点に広げました。
第3ピリオドの29分には日本がダメ押し点を決めました。左サイドのFP田畑輝樹選手からのボールを右サイドで待ち構えたFP小牧正幸選手が、ボールの落ち際を完璧なタイミングでとらえて右足で強烈なダイレクトボレーシュート。FP小牧選手らしい豪快なシュートがゴールネットに突き刺さり、場内アナウンサーも興奮して「ゴラッソ!(素晴らしいシュートの意)」と絶叫したほどでした。
大会初ゴールを決めたFP小牧選手は一目散に日本ベンチに走り寄り、牧野真二コーチやチームメートとゴールの喜びを分かち合い、最後にラモス瑠偉監督に頭にキスの祝福を受けました。
終盤の33分、35分にGK照喜名辰吾選手のミスなどからスイスの点取り屋・FPスタンコビッチ選手に2ゴールを決められましたが、5-3のスコアで逃げ切り、3連勝を飾った日本がグループA1位でノックアウトステージ進出を決めました。
日本は28日21:00(日本時間29日9:00)、準々決勝でウルグアイ代表と対戦します。
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ラモス瑠偉 監督
大会3試合目も勝利で終われて良かったと思います。5点目を決めた小牧選手は1、2戦目と自分自身が納得いかない部分もあったと思いますが、今日のゴールで気分的に乗っていけると思います。2アシストの山内もコンディションが戻り、あとはゴールをいつ決めてくれるか、という状況です。ぜひともゴールを期待したいと思います。
スケジュール
FIFAビーチサッカーワールドカップパラグアイ2019 | ||
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11月21日(木) | 5-4 | 第1戦 vs ビーチサッカーパラグアイ代表 |
11月22日(金) | TBC | トレーニング |
11月23日(土) | 4-3 | 第2戦 vs ビーチサッカーアメリカ代表 |
11月24日(日) | TBC | トレーニング |
11月25日(月) | 5-3 | 第3戦 vs ビーチサッカースイス代表 |
11月26日(火) | TBC | トレーニング |
11月27日(水) | TBC | トレーニング |
11月28日(木) | 21:00 | 準々決勝 vs ビーチサッカーウルグアイ代表 |
11月29日(金) | TBC | トレーニング |
11月30日(土) | TBC | 準決勝 |
12月1日(日) | TBC | 決勝/3位決定戦 |
※時間はすべて現地時間です。
※スケジュールは、チームのコンディション等により急きょ変更となる場合があります。
FIFAビーチサッカーワールドカップパラグアイ2019
大会期間:2019/11/21(木)~2019/12/1(日)
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