ビーチサッカー日本代表は11月21日(木)、この日パラグアイの首都アスンシオンで開幕したFIFAビーチサッカーワールドカップの初戦に臨み、開催国パラグアイを相手に残り0.5秒の劇的弾で勝利を飾りました。
グループステージでグループAに入った日本は、現地11月21日(木)にホスト国パラグアイと対戦しました。現地時間午後9時キックオフの開始10分前。真っ先に姿を現したラモス瑠偉監督はベンチ左端に座り、うつむきながら静かに勝利を祈りました。
第1ピリオドは、日本が試合を優位に進めながら0-0に終わり、そして第2ピリオドの13分、日本に待望の先制点が生まれます。FP茂怜羅オズ選手の浮き球のパスを受けたFP奥山正憲選手が豪快にオーバーヘッドで叩き込みました。その3分後に、絶妙なアシストを決めたFP茂怜羅選手が追加点を奪い、流れが一気に日本に傾くと思われましたが、スタンドを埋めた地元ファンの大歓声に後押しされたパラグアイが22分に1点を返しました。しかし、第2ピリオド終盤の24分、日本は大黒柱のFP茂怜羅選手が見事なプレーでスタンドの溜息を誘います。相手ゴール左サイドで相手GKと1対1となってFP茂怜羅選手選手は無理やりシュートを打つのではなく、GKの頭越しにループパスを選択。ゴール前に詰めていたFP赤熊卓弥選手が、これを技ありバックヘッドでゴールに流し込み、パラグアイを突き放します。
第3ピリオドが始まって27分、FP茂怜羅選手選手が日本のゴールライン左で相手のファウルを受けて倒され、FKが与えられます。短い助走から右足を鋭く振り抜くとボールは、相手ゴールに近づくにつれてホップするような軌道で飛んでいき、ゴール右上隅に突き刺さりました。
この時点で日本代表はリードを3点に広げ、逃げ切り態勢の入ると思われましたが、そこから好守のリズムを崩して防戦一方に。27分と31分に連続失点、そして32分にはラモス瑠偉監督が審判団に異議を唱えたことで退席処分となってしまいました。
その直後、パラグアイにFKを決められて同点に追いつかれます。初のワールドカップ優勝を目指している日本代表が、よもやの引き分けスタートとなるところでした。が、電光掲示板が残り時間を「0.5秒」と表示した瞬間でした。左CKをFP赤熊選手が頭でねじ込み、土壇場で日本が勝ち点3を獲得しました。
グループステージは16チームが4組に分かれて総当たり戦を行い、各組2位までが準々決勝に進出します。日本代表は23日(土)にアメリカ代表と、そして25日(月)にスイス代表と対戦します。
スケジュール
FIFAビーチサッカーワールドカップパラグアイ2019 | ||
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11月21日(木) | 5-4 | 第1戦 vs ビーチサッカーパラグアイ代表 |
11月22日(金) | TBC | トレーニング |
11月23日(土) | 17:50 | 第2戦 vs ビーチサッカーアメリカ代表 |
11月24日(日) | TBC | トレーニング |
11月25日(月) | 17:50 | 第3戦 vs ビーチサッカースイス代表 |
11月26日(火) | TBC | トレーニング |
11月27日(水) | TBC | トレーニング |
11月28日(木) | TBC | 準々決勝 |
11月29日(金) | TBC | トレーニング |
11月30日(土) | TBC | 準決勝 |
12月1日(日) | TBC | 決勝/3位決定戦 |
※時間はすべて現地時間です。
※スケジュールは、チームのコンディション等により急きょ変更となる場合があります。
FIFAビーチサッカーワールドカップパラグアイ2019
大会期間:2019/11/21(木)~2019/12/1(日)