全国のビーチサッカーファミリーの活動をリレー形式で伝える【ビーチサッカー連盟便り】(「JFA News」『蹴球通信』欄内)。連載2年目は、JBSFに加盟するチームから、それぞれ特色ある取り組みを紹介していきます。
今回は、今年「JFA第14回全日本ビーチサッカー大会(9/6~8/鳥取県鳥取市)」及び「第5回BeachSoccer地域リーグチャンピオンシップ(10/19~20/愛知県碧南市)」に出場した、北海道ビーチサッカー連盟加盟 <MIRAGE(ミラージュ)> 清水 健太 監督からのメッセージです。
「北海道におけるビーチサッカーの現状について」
MIRAGE 監督 清水 健太
北海道で活動をする私たちMIRAGE(ミラージュ)は、2011年に設立したチームです。
ビーチサッカーにおいては、5年前からJFA全日本ビーチサッカー大会北海道予選等に参加しています。
北海道は、海に囲まれていますが、ビーチサッカーのできる環境は限られています。利用可能なビーチも、はだしでプレーできる夏場は海水浴場になることが多く、所有している市町村に許可を取る必要があります。毎年、大会開催のために会場を確保していますが、練習場所を確保するのは非常に困難な状況です。
そのため、ビーチサッカー大会に出場するチームは、フットサル活動の一環としてビーチサッカーにチャレンジしており、私たちのチームも例外ではありません。
昨年、北海道ビーチサッカー連盟が設立されました。子どもたちへのクリニックをはじめとして、北海道におけるビーチサッカーの普及振興を進める一方で、公式戦の参加チームが少なくなっているのが現状です。
そのような状況下、今年9月に鳥取の賀露海岸で行われたJFA第14回全日本ビーチサッカー大会に、MIRAGEは北海道代表として参加しました。全ての試合、完膚なくたたきのめされたわけですが、ビーチサッカーの練習を満足にできていない中での参加となり、他に出場されているチームに大変申し訳ない気持ちを強く持ちました。
まだ今シーズンは終わっていませんが、しっかりと練習し、基礎を身につけること。そして、それを北海道の他チームに波及させることを来季のチームの目標としています。また、個人の目標として、北海道ビーチサッカー連盟と協力し、ビーチサッカーの練習ができる環境づくりと、北海道フットサル連盟と日程を調整し、大会参加チームおよび競技人口の増加に、真剣に取り組みたいと思っています。
北海道のサッカー、フットサル関係者の皆さまへ、どうか一緒に北海道のビーチサッカーを盛り立てていただけることを、切にお願い申し上げます。
全国のビーチサッカーファミリーの皆さま、すぐに大きく改善できるとはいかないかもしれませんが、他地域に追いつけるように頑張っていきます。時間はかかるかもしれませんが温かい目で見守っていただければ幸いです。
◆ JFA News 購読お申し込み
http://webshop.jfa.jp/fs/jfagoods/c/gr1
◆蹴球通信~ビーチサッカー連盟便り~アーカイブズ
https://jbsf.or.jp/news/press.php