日本ビーチサッカー史上初の3カ国での開催となったビーチサッカー国際親善大会は9月28日(土)、2日目を迎えました。天候にも恵まれた兵庫県明石市大蔵海岸公園には、900人を超える観客が訪れました。
日本代表は、11月21日(木)から行われるFIFAビーチサッカーワールドカップ パラグアイ2019の優勝候補の一角となっているタヒチ代表と対戦しました。
序盤はタヒチがキックオフ直後に2本の強烈なシュートを放つなど積極的に攻める展開となりましたが、先制点を奪ったのは日本代表でした。3分、茂怜羅オズ選手(#10)からゴールを背にしてパスを受けた大場崇晃選手(#7)が、ボールを受けると同時に反転し、2人の相手選手の寄せを振り切ってゴールを奪いました。12分には小牧正幸選手(#8)が落ち着いてフリーキックを決めましたが、タヒチ代表には3つのゴールを許してしまい、1点ビハインドで第1ピリオドを終えました。
第2ピリオドでは、17分にジャルベ・チャンカット選手(#8)にオーバーヘッドを決められましたが、GK宜野座寛也選手(#12)のファインセーブもあり、失点はそのゴールのみで抑えることができました。しかし、追加点を奪えません。第2ピリオドを終えた後のインターバルで、ラモス瑠偉監督から「こんなにたくさんのサポーターが応援してくれている前で、不甲斐ない試合を見せていいのか。もっと戦おう」と檄を飛ばされた日本代表は、奮い立ちます。第3ピリオドでは、無失点。さらに、32分に松尾那緒弥選手(#6)のシュート、そして試合時間残り1分となった35分にフリーキックを決めた奥山正憲選手(#11)のゴールで同点に並びました。
試合は3分間の延長戦に入りましたが、そこでも勝敗がつかず、PK方式で決着をつけることとなりました。PK戦では、日本が確実にゴールに納めていく中、タヒチの5人目のキッカーが枠を外し、日本が勝利しました。
激励に駆けつけていた田嶋幸三JFA会長は、ビーチサッカー日本代表がこの試合で粘り強く戦って勝利したことやアジア王者に返り咲くなど再び実力をつけてきていることを喜び、「ラモス監督の日の丸にかける熱い思いは、ビーチサッカーだけでなく日本サッカー協会に影響を与えてくれている。これからもバックアップしていきたい」と話しました。
ビーチサッカー日本代表は、29日(日)14時から、スペイン代表との試合に臨みます。この一戦は、JFA TVでライブ配信されます。
監督・選手コメント等詳細はこちら
スケジュール
9月24日(火) | PM | トレーニング |
---|---|---|
9月25日(水) | AM/PM | トレーニング |
9月26日(木) | AM/PM | トレーニング |
9月27日(金) | TBC | 公式練習 |
7-8 | ビーチサッカータヒチ代表 vs. ビーチサッカースペイン代表 (明石市大蔵海岸公園) |
|
9月28日(土) | 4-4 (PK5-4) |
vs. ビーチサッカータヒチ代表戦(明石市大蔵海岸公園) |
9月29日(日) | 14:00 | vs. ビーチサッカースペイン代表戦(明石市大蔵海岸公園) |
※スケジュールは、チームのコンディション等により急きょ変更となる場合があります