ビーチサッカー国際親善大会が9月27日(金)、兵庫県明石市大蔵海岸公園で開幕しました。
今大会は、日本ビーチサッカー史上初となる、3カ国による対抗戦での開催。FIFAビーチサッカーワールドカップバハマ2017で準優勝したタヒチ代表、FIFAビーチサッカワールドカップタヒチ2013で準優勝のスペイン代表という強豪を迎えました。一方、日本代表も今年3月にAFCビーチサッカー選手権 タイ2019でアジア王者に返り咲いており、互いに相手に不足のない、質の高い大会となることが期待されます。
初日は、タヒチとスペインが対戦。雲に覆われていた空は、試合前には徐々に日差しが見え始め、ピッチの細かく白い砂が美しく照り映えました。
スペインのキックオフで始まったゲームは、キックオフされたそのボールから先制点が生まれます。キックオフされた浮き玉のボールを受けたジョレンス・ゴメス・レオン選手(#10)が逆サイドのサルバドル・アルディル・ナヴァロ選手(#11)につなぎ、サルバドル選手のシュートはゴールネットを揺らしました。電光石火の展開に、会場の観客も一気に試合に引きつけられます。
スタート直後から1点を追う展開になったタヒチは、強いフィジカルを生かしてボールを奪い、ゴールを狙います。6分、浮き玉のパスを受けたレマナ・リ・フン・クイ選手(#7)がダイレクトで足を合わせ、1点を返します。その後、両チームが1点ずつを追加し、第1ピリオドを2-2で終えました。
「第1ピリオドでは、選手たちは少し緊張している様子だった」と振り返ったナエア・ベネット監督兼任選手から「もっとリラックスして戦おう」と声をかけられたタヒチが、積極的に仕掛けていきます。アルヴァン・テホ選手(#4)の角度のないところからのオーバーヘッドシュートなどで3点を挙げ、1点をリードして第2ピリオドを終えました。
第3ピリオドでは、スペインが怒涛の巻き返しを見せます。28分に同点に追いつくと、終盤にかけて合計4ゴールを挙げます。タヒチも2点を返しましたが、追いつけないまま試合は終了。激しいゴールの奪い合いをスペインが8-7で制しました。
タヒチとスペインの激戦の後、同会場で日本がトレーニングを行いました。ビーチサッカーを統括するフットサル委員会の北澤豪委員長に加え、SAMURAI BLUE(日本代表)とU-23日本代表で指揮を執る森保一監督も見守る中、紅白戦やシュート練習などで、28日(土)、29日(日)の試合に向けて最終調整を行いました。
スケジュールの都合で日本の試合を観戦することはかないませんでしたが、前日練習で「初めてビーチサッカーを生で見ることができた」という森保監督は、「ビーチサッカーは、バランス感覚やテクニックの高さも必要で、体力的にもハードな中でプレーするのでメンタルもたくましい。とても迫力があって、引きつけられた」とコメント。また、ビーチサッカー日本代表には、「2日間の国際親善試合、そして11月のワールドカップで思い切ってプレーほしい。日本代表として、サッカーファミリーとして、ともに世界で戦っていきましょう」と激励の言葉を送りました。
ビーチサッカー日本代表は、28日(土)14時からタヒチ代表との試合に臨みます。この一戦はJFA TVでライブ配信されます。
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スケジュール
9月24日(火) | PM | トレーニング |
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9月25日(水) | AM/PM | トレーニング |
9月26日(木) | AM/PM | トレーニング |
9月27日(金) | TBC | 公式練習 |
7-8 | ビーチサッカータヒチ代表 vs. ビーチサッカースペイン代表 (明石市大蔵海岸公園) |
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9月28日(土) | 14:00 | vs. ビーチサッカータヒチ代表戦(明石市大蔵海岸公園) |
9月29日(日) | 14:00 | vs. ビーチサッカースペイン代表戦(明石市大蔵海岸公園) |
※スケジュールは、チームのコンディション等により急きょ変更となる場合があります
国際親善大会
大会期間:2019/09/27(金)~2019/09/29(日)
会場:兵庫/兵庫県明石市大蔵海岸公園