モスペリオ東北BS~ビーチサッカー連盟便りVol.20

  • 掲載日:2019.09.26
  • カテゴリ:蹴球通信

全国のビーチサッカーファミリーの活動をリレー形式で伝える【ビーチサッカー連盟便り】(「JFA News」『蹴球通信』欄内)。連載2年目は、JBSFに加盟するチームから、それぞれ特色ある取り組みを紹介していきます。
今回は、10月19日(土)・20日(日)、愛知県碧南市で開催される「第5回BeachSoccer地域リーグチャンピオンシップ」に出場する、東北ビーチサッカー連盟加盟 <モスペリオ東北BS>川村 慶一郎 主将からのメッセージです!

「地域と共に成長するために」
モスペリオ東北BS 川村 慶一郎

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モスペリオ東北BSは、2018年、宮城県登米市をホームに発足しました。競技力を高め、ビーチサッカーによる革新的な挑戦で地元を盛り上げていこうというチームのプロジェクトに賛同し、私は2019年4月に移籍してきました。
そのプロジェクトの一つがビーチサッカーコートの新設です。着工開始に至るまでさまざまな課題がありましたが、地域および関係者の皆さまに尽力いただき2019年7月末に完成しました。登米市から近くの海まで車で1時間ほどかかるため、町中にビーチサッカーコートがあることは競技の認知向上につながります。通りすがりの方に「ビーチサッカーやってますよ」などとコミュニケーションを図ることで、若年層が少ないこの地域の発展につながると思っています。
先日、地元テレビ局に「ビーチサッカー」を特集していただき、各方面からさまざまな反響がありました。この熱を伝えるためにも各層を対象としたビーチサッカースクールの開講も検討中です。
ビーチサッカーが浸透していない東北地域ならではの課題ですが、チームづくりとして「一から組織を形成していく」ことにも魅力を感じました。何事も初めからうまくいくとは限りませんが、行動を起こさないと何も始まりません。私自身、全国優勝を幾度と成し遂げたチームに所属し、日本のビーチサッカーをけん引してきた偉大な方々にそのいろはを教わってきました。そこにはテクニック面でのうまさはもちろん、純粋にビーチサッカーに懸ける熱い思いがありました。東北地域でどこまでビーチサッカーを根づかせられるか。理想とするチームを追求し、一人の人間としても、選手としても成長していきたいと思っています。
モスペリオが全国で通用するチームとして成長するには、まだ時間がかかります。経験者のみでチームを編成すれば道のりは早いかもしれませんが、新たな選手も発掘・育成していかなければなりません。今年は新たに3人がビーチサッカーに挑戦しています。チーム力の向上およびビーチサッカー人口増加のためにも雇用を含めた選手の環境づくりにも向き合っていきます。
そして、近い将来トップリーグが創設された際に、東北からはモスペリオの名が挙がるよう、勝っても負けても愛されるチームを目指します。苦しいことから逃げず、一人でも多くの方にビーチサッカーと出会えて良かったと思っていただけるよう、地域と共に日々成長していきます。

 

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