公益財団法人日本サッカー協会機関誌「JFA News」において、【ビーチサッカー連盟便り】が連載されています(『蹴球通信』欄内)。
全国9地域のビーチサッカー連盟、JBSF主催の大会で活躍したチームが、リレー形式で活動状況等を伝えます。第11回は北海道ビーチサッカー連盟です。
「北海道ビーチサッカー普及・発展のため」
北海道ビーチサッカー連盟 理事長 溝口 昇
北海道におけるビーチサッカー大会は、今から12年前、道内10チームによって厚真町浜厚真海岸で行われたのが始まりです。以来、参加チーム数は減少傾向にあるものの、これまで協会・連盟関係者により大会を開催してきました。また、北海道の夏は短く、ビーチサッカーを行える期間が限られていること、会場が少なく遠距離にあることなどから、北海道のビーチサッカーを主管する組織の設立が議論されることはありませんでした。
しかし、2015年4月、日本サッカー協会と日本ビーチサッカー連盟が各地域・都道府県サッカー協会と連携し、地域社会に根ざしたビーチサッカー競技の健全な普及と発展、そして、ビーチサッカー競技の環境整備などを目的にテコ入れを図りました。その結果、全国にビーチサッカー専用ピッチが次々に整備され、競技人口も九州・関東を中心に全国的に増えていきました。北海道においても全国大会に出場したチームを筆頭に、ビーチサッカーの環境整備や普及推進に期待する声が多く寄せられました。このため、北海道サッカー協会関係者、ビーチサッカーのチーム関係者らと協議を重ね、今年5月6日に「北海道ビーチサッカー連盟」を設立。北海道民のビーチサッカーに対するさまざまなニーズに積極的かつ柔軟に対処する新たな組織が誕生しました。
本連盟は、石狩浜海水浴場「あそビーチ石狩」を活動拠点とし、次の方針でビーチサッカー活動を行っています。
(1) ビーチサッカーの普及に努め、北海道におけるビーチサッカーの裾野を広げる。
(2) ビーチサッカー文化の創造、協働と新たな地域創生社会への貢献を行う。
(3) あそビーチ石狩の環境美化活動の啓蒙と親子ボランティアを通じた青少年健全育成への貢献活動、です。
今年から北海道ビーチサッカーリーグもスタートしました。参加チームが少なく、次年度に向けてチーム作りやサッカー・フットサルチームへの働きかけを行っていきます。
小学生・一般を対象に実施したビーチサッカーフェスティバルやJFAビーチサッカー巡回クリニックでは、多くの参加者がビーチサッカーを楽しみました。来年も引き続き実施していきます。
最後に、ビーチサッカーを行う上で課題は多々ありますが、その普及・発展のため、ビーチサッカーを愛するすべての方々と共に努力を惜しまず歩んでまいります。
JFAビーチサッカー巡回クリニックを北海道にて開催(JFA.jp)
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公益財団法人北海道サッカー協会<2018大会情報・ビーチ>
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