2018年12月15日・16日(土・日)、沖縄県中頭郡西原町西原きらきらビーチで、「第2回ビーチサッカー沖縄カップ」(主催:ソーマプライア沖縄,共催:JBSF)が開催されました。トップ、女子、U-12、U-10、U-8の4つのカテゴリーで競われ、2日間で1,200名を超える参加者がありました。
ビーチサッカーの原点は、裸足でボールを蹴ることのできる環境や仲間たちを大切に思いながら、お互い競い合い、高め合っていく姿にあると考えています。この大会が、参加者にとってそうした原点に立ち返るきっかけなればという思いから、関係者がテーマにしてきたのは「リスペクト」です。
開会式では、すべてのカテゴリーを代表して、小浜心優 選手(ソーマプライアオールフットボールスクール 小学5年生)が「フェアプレー精神に則りビーチサッカーを楽しみます」とさわやかに選手宣誓。そして、参加者全員で「差別、暴力のない世界を」のバナーのもと、互いにリスペクトの精神をもって競技に臨むことを誓い合いました。
試合前には全カテゴリーの参加チーム選手・役員、審判団、運営スタッフによる「ビーチクリーン」を実施しました。裸足で行うビーチサッカーでは、ピッチにゴミや貝殻ひとつでもあれば怪我につながります。ビーチクリーンは、関わる人、とりまく全てを「大切に思うこと(リスペクト)」から生まれた、試合の一部となっているセレモニーです。
各カテゴリーで選手はひたむきにプレーし、沖縄のまぶしい日差しの下で一人ひとりが輝いていました。県外からの参加チームは、12月とは思えない暖かい環境に興奮を隠せないようでした。トップカテゴリーにおいては、選手間で激しく衝突することもありましたが、試合終了後は互いの健闘を讃え合う握手や抱擁がみられ、新しい年もまたビーチで競い高め合うことを互いに誓っていました。
「ビーチサッカー沖縄カップ」は、「リスペクト精神」とともに1年を締めくくる恒例行事として、毎年開催される予定です。