公益財団法人日本サッカー協会機関誌「JFA news」において、2018年2月号より「ビーチサッカー連盟便り」が連載されます(『蹴球通信』欄内)。
全国9地域のビーチサッカー連盟等、JBSF主催の大会で活躍したチームが、リレー形式で活動状況等を伝えます。第1回目の「便り」はJBSF事務局からです。
「はだしでボール、蹴ってみませんか?」
JBSF事務局長 成田 和彦
一般財団法人日本ビーチサッカー連盟(JBSF)は2015年、日本におけるビーチサッカー競技の健全な普及と発展を図ることを目的に設立されました。17年には、日本サッカー協会(JFA)の定時評議員会で加盟団体(各種の連盟)として認定され、正式にJFAファミリーの一員となりました。
JBSFは毎年、全国の地域リーグから選出されたチームがトーナメント方式で頂点を競う「Beach Soccer地域リーグチャンピオンシップ」を主催していますが、17年10月に福岡で開催した第3回大会において、初めて9地域の代表が揃いました。これはつまり、全ての地域で、JFAに登録された選手により、JBSFに登録したチーム間でリーグ戦が行われたことを意味します。しかし、ビーチサッカーの認知度は全国的にまだまだ低く、競技環境も不十分な上、普及の度合いは地域間で大きな差があります。また、女性やジュニア世代、そして障がい者がビーチサッカーを楽しめる機会はごくわずかです。JBSFでは、大会やイベントに合わせて開催してきたビーチサッカークリニックなどの普及活動を継続しつつ、より発展性のある取り組みを模索してきました。そのひとつとして、19年の春に「第1回BeachSoccer地域女子チャンピオンズカップ」の開催を計画しています。
JBSFは全国のビーチサッカーファミリーと共に、敬愛する“兄”や“姉”であるサッカー、フットサルがたどって来た道を歩み、同じような、またはそれ以上の試練を乗り越えていく覚悟を持たなければなりません。同時に、ビーチサッカー特有の魅力も発信していきたいと考えています。
ビーチサッカーの試合は、バイシクルシュートなどアクロバティックなプレーが連続して展開され、流れる音楽がそれを盛り上げます。まさにショーを見る感覚で観戦することができます。しかし、プレー自体は「自然を舞台にはだしで蹴る」といった素朴なものです。
ひとりぼっちでボールを蹴るはだしの少年が、ボールを介して友達を増やし、互いに競い合う。太陽、海、風、砂を感じながら、自分を取り巻く全てを大切に思い、成長していく。そんな物語はステキだと思いませんか。
皆さんも、はだしでボール、蹴ってみませんか。
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