全国のビーチサッカーファミリーの活動をリレー形式で伝える【ビーチサッカー連盟便り】(「JFA News」『蹴球通信』欄内)。
2025年1月号は、レーヴェ横浜 代表兼監督 奥山 正憲さんからのメッセージです!
レーヴェ横浜、全日本ビーチサッカー大会と地域チャンピオンシップの2冠達成
レーヴェ横浜 代表兼監督 奥山 正憲
このたび、レーヴェ横浜はクラブ創設9年目にして、全日本ビーチサッカー大会および地域チャンピオンシップの2冠を達成することができました。私たちはプロクラブではなく、選手たちは仕事や学業と両立しながら競技に取り組んでいます。その中で、確立されたトレーニング手法もない状況から、自分たちで模索しながら進んできました。ビーチサッカーは日本国内ではまだ競技人口が少なく、情報共有や専門的な指導環境が十分整備されていないため、クラブや選手個々が試行錯誤しながら技術や戦術を磨いていく必要があります。手探りの日々の中で積み重ねた努力が、今回の成果につながったのだと思います。このような成果を挙げられるまで挑戦を続けることができたのは、関係者の方々、地域の方々そしてこれまでクラブを支えてきた全ての選手たちのおかげです。本当にありがとうございます。
活動拠点である横浜市瀬谷区は、2027年に花博覧会が開催される予定です。この場所で、私たちはビーチサッカーを通じて地域に根差した活動を続けています。裸足で行うスポーツだからこそ、「素足で歩いても綺麗なまち」を目指し、また素足で運動することの健康面でのメリットも伝えたいと考えています。このような取り組みを通じて、地域の皆様とともにスポーツがもたらす新たな価値を育んでいきたいと願っています。
今回の2冠達成は、私たちにとって大きな一歩ですが、それと同時にまだまだ発展途上であることも実感しています。ビーチサッカーという競技そのものが、日本ではまだ十分に知られていません。しかし、この競技にはオーバーヘッドシュートやダイナミックなプレー、会場に流れる音楽など、観ている人々を魅了する力があります。この魅力をもっと多くの方に届けたい。そのために、試合会場での運営や普及活動にも力を入れています。
またクラブとしては、次世代の育成にも力を注いでいます。未来のトッププレーヤーを育てること、そして地域の中でスポーツを通じた新たな可能性を広げることが私たちの目標です。この2冠はゴールではなく、次への挑戦の出発点です。マイナースポーツだからこそ広げられる挑戦の幅を信じ、これからも進んでいきます。
これからもレーヴェ横浜とビーチサッカーへの応援をよろしくお願い致します。
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