JFA全日本ビーチサッカー大会出場にあたって 旭川実業高校男子サッカー部 コーチ 枝園 涼太~ビーチサッカー連盟便りVol.83~

  • 掲載日:2024.12.23
  • カテゴリ:蹴球通信
全国のビーチサッカーファミリーの活動をリレー形式で伝える【ビーチサッカー連盟便り】(「JFA News」『蹴球通信』欄内)。
2024年12月号は、旭川実業高校男子サッカー部 コーチ 枝園 涼太さんからのメッセージです!

JFA全日本ビーチサッカー大会出場にあたって

旭川実業高校男子サッカー部 コーチ 枝園 涼太*

 
まずは、今大会を通じてお世話になった方々に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
ビーチサッカーに参加させてもらうのは今年度が初めてで、「出場機会が恵まれない3年生に全国大会を経験させてあげたい。」という監督の意向のもと全道大会に初出場させていただきました。
実業高校の第3グラウンドにあたるサンドピッチ34m×17m(砂場)でスパイクを履いてビーチサッカーの練習をスタートしていきました。
初めは、リフティングやドリブルなど足場の悪い場所での練習に戸惑いながら練習していましたが、雪中でのトレーニングに似たものを感じました。冬期間に雪中でのトレーニングを行っているおかげか、慣れるのにそう時間はかかりませんでした。スパイクと裸足での感覚の違いや、いつも練習しているボールとも違い、戸惑いはありましたが、高校生からなのか慣れるのが非常に早かったです。大会当日、サッカーとの大きなルールの違いや実践形式等、初めてのことが多くありましたが、高校生の活力と運動量でなんとか全国大会出場を果たすことができました。
 10月の北海道は気温が1桁になる日が多くあり、今全国大会は沖縄県金武町での開催ということもある中で、試合当日の金武町と北海道の最高気温と最低気温の気温差は30度弱あったと思います。その気温差からなのか、前日練習で体調が悪くなる選手、少し熱中症気味の選手等のアクシデントがありました。ただ、試合当日では、選手たちは非常に躍動していました。四国代表/セイコーさんに勝ちたい一心で選手たちは自らミーティングを始め、意欲的に出場機会を求める選手もいましたが、体格の違い、フィジカル的能力の違いから失点を許してしまうシーンが増え、勝ちに繋げることはできませんでした。
今大会に参加でき、全国レベルを肌で感じられたことは高校生にとって非常に大きな財産になると思います。機会があれば来年も大会に出場し、この舞台で勝てるように努めたいと考えています。
 旭川実業高校サッカー部はビーチサッカー、雪中サッカー、フットサル、通常の11対11のサッカーなど、日々鍛錬し、サッカーだけでなく、一人の高校生として自立・自律することを目標として活動しています。
北海道の地を盛り上げ、何かを作り出すべく、昨年度はプレミアリーグ参加、今年度はフットサル、ビーチサッカーにも出場させていただきました。携わっていただいた皆様には本当に感謝しております。今後も旭川実業高校は様々な形で活動していきたいと考えていますので、応援よろしくお願いいたします。
ありがとうございました。
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