ビーチサッカーの歴史

ビーチサッカーの歴史・現状

ビーチサッカーは、当初、サッカー愛好者のレクリエーション・スポーツとして親しまれていた。1992年競技規則の統一が図られて以降、世界選手権等をはじめとする競技会が盛んに行われるようになり、2005年以降、世界各国において国際サッカー連盟(以下「FIFA」)が管轄する競技として浸透、普及が図られている。

 

1995年、第1回世界選手権がブラジルのコパカバーナビーチで開催され、以降BSWW(ビーチサッカーワールドワイド)等の団体が世界選手権を継続して開催。2005年、従来の世界選手権がFIFA主催のビーチサッカーワールドカップとして開催されて以降2017年で9回目を迎える。

 

世界のビーチサッカー強豪国であるブラジル、スイス、ロシア等においては、高い技術レベルでの国内リーグ戦が展開され、年々レベルが高くなっている。観客数においても、例えばブラジルのマナウスFCは、約3万人を収容するスタジアムで試合を行い、ビーチサッカーで最多の観客動員を誇ると称されている。

 

日本においては、現在、ビーチサッカーの全国リーグが無い。リーグ戦としては、東北、関東、北信越、東海、関西、中国、四国、九州の8地域でビーチサッカーリーグ(プレリーグ等含む)が4月~10月の期間中開催され、その地域BSリーグ代表チームによるチャンピオンシップが年1回開催されている(2016年51チームの参加)。

また、JFA主催「全国ビーチサッカー大会」の地域予選が上記の8地域に北海道を加えた全国9地域で開催され、その地域代表チームによる本大会が年1回開催されている(2016年193チームの参加)。

その他、夏場を中心として、民間企業や実行委員会、地方自治体主催の大会が全国各地で開催されており、その数は年々増加している。

 

ビーチサッカー日本代表は、FIFAビーチサッカーワールドカップアジア予選を常に突破し続けており、第1回(2005)FIFAビーチサッカーワールドカップで4位、その後、第2回(2006)大会、第5回(2009)大会、第7回(2013)大会及び第8回(2015)大会でベスト8の成績を収めている。

 

 

FIFAビーチサッカーワールドカップ 戦績(ビーチサッカー日本代表戦績)

開催年 開催国 開催地 監督 成績 優勝国 受賞歴
2005年 ブラジル リオデジャネイロ ラモス瑠偉 ベスト4 フランス フェアプレー賞
2006年 ブラジル リオデジャネイロ 鳥飼 浩之 ベスト8 ブラジル  
2007年 ブラジル リオデジャネイロ ネネン グループリーグ敗退 ブラジル  
2008年 フランス マルセイユ 河原塚 毅 グループリーグ敗退 ブラジル  
2009年 アラブ首長国連邦 ドバイ ラモス瑠偉 ベスト8 ブラジル フェアプレー賞
2011年 イタリア ラヴェンナ ラモス瑠偉 グループリーグ敗退 ロシア  
2013年 フランス領ポリネシア タヒチ ラモス瑠偉 ベスト8 ロシア シルバーボール賞(茂怜羅オズ)
2015年 ポルトガル エスピーニョ マルセロ・メンデス ベスト8 ポルトガル  
2017年 バハマ ナッソー マルセロ・メンデス グループリーグ敗退 ブラジル  

 

*茂怜羅オズ選手 シルバーボール受賞

2013年9月18日より28日までタヒチで開催された「FIFAビーチサッカーワールドカップ タヒチ2013」において、ビーチサッカー日本代表キャプテンの茂怜羅オズ選手が、シルバーボールを受賞。シルバーボールはゴールデンボール(大会最優秀選手)に次ぐ賞であり、大会4得点を挙げ、日本代表をベスト8へと導いた活躍が評価されての受賞となった。

 

 

AFCビーチサッカー選手権 兼FIFAビーチサッカーワールドカップアジア予選(ビーチサッカー日本代表戦績)

開催年 開催国 開催地 監督 成績 優勝国 受賞歴
2006年 アラブ首長国連邦 ドバイ 鳥飼 浩之 準優勝 バーレーン  
2007年 アラブ首長国連邦 ドバイ ネネン 準優勝 アラブ首長国連邦  
2008年 アラブ首長国連邦 ドバイ 河原塚 毅 準優勝 アラブ首長国連邦  
2009年 アラブ首長国連邦 ドバイ ラモス瑠偉 優勝 日本  
2011年 オマーン マスカット ラモス瑠偉 優勝 日本  
2013年 カタール ドーハ ラモス瑠偉 準優勝 イラン  
2015年 カタール ドーハ マルセロ・メンデス 準優勝 オマーン MVP(茂怜羅オズ)
得点王(後藤崇介)
2017年 マレーシア トレンガヌ マルセロ・メンデス 第3位 イラン  

 

※2015年よりアジアサッカー連盟が主催するAFCビーチサッカー選手権として開催。

※AFCビーチサッカー選手権(AFC Beach Soccer Championship)はアジアサッカー連盟が主催するビーチサッカーのアジア選手権である。

 

 

アジアビーチゲームズ(ビーチサッカー日本代表戦績)

開催年 開催国 開催地 監督 成績 優勝国 受賞歴
第2回
2010年
オマーン マスカット ラモス瑠偉 準々決勝敗退 アラブ首長国連邦  
第3回
2012年
中華人民共和国 海陽 ラモス瑠偉 準々決勝敗退 イラン  
第4回
2014年
タイ プーケット マルセロ・メンデス 準優勝 イラン  
第5回
2016年
ベトナム ダナン マルセロ・メンデス 優勝(金メダル) 日本  
第6回
2018年
インド ゴア        

 

ビーチサッカー日本代表は、第2回(2010年)大会より参加。

アジアオリンピック評議会がビーチサッカー競技をアジアビーチゲームズの1種目として開催し、2008年以降隔年にて開催している。

 

第1回(2008年) インドネシア バリ ※ビーチサッカー競技開催なし

第2回(2010年) オマーン マスカット

第3回(2012年) 中華人民共和国 海陽

第4回(2014年) タイ プーケット 《ビーチサッカー日本代表 準優勝》

第5回(2016年) ベトナム ダナン  《ビーチサッカー日本代表 優勝》

第6回(2018年) インド ゴア(予定)